遮音性能(透過損失) — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
この記事は統合版に移行しました
より充実した内容を transmission-loss.html でご覧いただけます。
CAE visualization for transmission loss troubleshoot - technical simulation diagram
遮音性能(透過損失) — トラブルシューティングガイド

TL解析のトラブル

🎓
症状原因対策
TLが質量則より大幅に低いコインシデンス周波数付近 or パネル共振減衰を追加(制振材)。周波数を確認
TLが実験より高すぎる減衰の過大設定、フランキング経路の無視損失係数$\eta$を確認。側路伝搬をモデルに含める
PML反射が発生PML厚さ不足 or パラメータ不適切PML厚さを波長の1/2以上に。吸収係数を調整
高周波でTLが発散メッシュ不足(1波長に6要素未満)音響メッシュを細かくする。またはSEAに切り替え
二重壁のTLにディップ共鳴透過周波数空気層に吸音材を追加。空気層厚さを変更
🙋

フランキング経路って何ですか?


🎓

パネルを迂回して音が伝わる経路。壁の端部、配管貫通部、ドア隙間など。FEMモデルがパネル単体だと、実験で観測されるフランキング経路の影響を再現できず、TLが過大に出る。


Coffee Break よもやま話

フランキングパスはTL試験で最大の曲者

遮音測定でシミュレーション値より実測TLが10dB以上低い場合、「フランキング(flanking)伝達」が疑われる。壁体を迂回して床・天井・隣接壁を経由して音が回り込む現象で、高性能な二重壁でも施工不良によるフランキングで実性能がカタログ値の半分以下になる事例が多い。ISO 15712はフランキング予測の計算規格だが、現場調査では加速度センサーを複数箇所に貼付した振動エネルギー比較が最も確実な診断法とされる。

この記事の評価
ご回答ありがとうございます!
参考に
なった
もっと
詳しく
誤りを
報告
参考になった
0
もっと詳しく
0
誤りを報告
0
Written by NovaSolver Contributors
Anonymous Engineers & AI — サイトマップ
プロフィールを見る

🔧 関連シミュレーター

この理論を実際にパラメータを変えて体験できます → シミュレーター集