衝撃解析(落下・衝突) — トラブルシューティングガイド
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衝撃解析(落下・衝突) — トラブルシューティングガイド
衝撃解析のトラブル
接触が正しく検出されない
インパクターとターゲットの接触が検出されず、貫通してしまう。
対策:
- 接触のペナルティ剛性を上げる
- 接触面のメッシュを細かくする
- 接触タイプを変更(NTS→MORTAR等)
計算が停止(負の体積)
要素の過度な変形。対策は陽解法と同じ:要素削除、メッシュ細分化、アワーグラス制御。
反発が非現実的
反発係数(COR)が実験と合わない場合:
- 材料の塑性モデル(硬化曲線)を確認
- 接触の減衰パラメータを調整
- 材料の破壊モデルを追加
まとめ
Coffee Break よもやま話
接触検出漏れが衝撃解析を台無しにする
衝撃解析で衝突体が構造物を「すり抜ける」現象(トンネリング)は、時間刻みに対して衝突体の移動速度が速い場合に発生する。対策はAUTOMATIC_NODES_TO_SURFACEなど節点ベース接触の代わりにERODING_SURFACE_TO_SURFACEを使い、接触検出頻度をIFACFREQ=1(毎ステップ)に設定する。また速度1km/s以上の高速衝突ではLS-DYNAの*CONTACT_INTERIOR機能の使用が推奨されている。
トラブル解決の考え方
「解析が合わない」と思ったら
- まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
- 最小再現ケースを作る——衝撃解析(落下・衝突)の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
- 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
- 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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