プリプロセッサ — CAE用語解説
プリプロセッサ
CAE解析の準備ツール
CAEって計算するだけじゃなくて、計算前に「プリプロセス」っていう作業があるって聞いたんですが?
プリプロセスはCAE解析全体の工数の6〜7割を占めると言われる重要な工程だよ。CADデータからジオメトリを準備し、メッシュを切り、材料を設定し、境界条件を与えて初めてソルバーが計算できる状態になる。プリプロセッサはその一連の作業を支援するソフトウェアだ。
代表的なプリプロセッサを教えてください。
FEA向けではHyperMesh(Altair)、Femap(Siemens)、ANSYS Mechanical、Patran(MSC)が有名だ。CFD向けではANSYS Meshing、Pointwise、ICEM CFD、OpenFOAM付属のblockMeshDictなどがある。近年はCATIA・NX等のCADに統合されたシミュレーション環境(シームレスCAD-CAE)も増えている。
メッシュ品質と作業効率
プリプロセスで一番時間がかかるのはどの作業ですか?
CADジオメトリのクリーンアップ(修復)とメッシュ生成がボトルネックになりやすい。設計CADは解析用に不要な小さいフィーチャー(ネジ穴・面取りなど)が多く、それを取り除いて解析向けに整える作業に時間がかかる。最近はAIを使ったジオメトリ簡略化ツールも登場している。
プリプロセスを自動化する方法はありますか?
HyperMeshのTcl/Tkスクリプト、ANSYS ACT、Abaqusのスクリプト(Python)でプリプロセスを部分的に自動化できる。設計変更のたびに繰り返す「同じ形状の更新」はスクリプト化が最も効果的だ。CADパラメータとFEMモデルを連動させたパラメトリックモデル構築が大規模開発では標準になってきている。
関連用語
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
Project NovaSolver — CAE実務の課題に向き合う研究開発
「プリプロセッサをもっと効率的に解析できないか?」——私たちは実務者の声に耳を傾け、既存ワークフローの改善を目指す次世代CAEプロジェクトに取り組んでいます。具体的な機能はまだ公開前ですが、開発の進捗をお届けします。
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