単振動: $x(t)=A\cos(\omega_0 t)$
減衰振動: $x(t)=Ae^{-\gamma t}\cos(\omega_d t)$
減衰固有角周波数: $\omega_d=\sqrt{\omega_0^2-\gamma^2}$
強制振動振幅: $$X=\frac{F_0/m}{\sqrt{(\omega_0^2-\omega^2)^2+(2\gamma\omega)^2}}$$
Q値: $Q=\frac{\omega_0}{2\gamma}$
単振動・減衰振動・強制振動を比較可視化。共鳴周波数・Q値・振幅特性をリアルタイム計算。
単振動: $x(t)=A\cos(\omega_0 t)$
減衰振動: $x(t)=Ae^{-\gamma t}\cos(\omega_d t)$
減衰固有角周波数: $\omega_d=\sqrt{\omega_0^2-\gamma^2}$
強制振動振幅: $$X=\frac{F_0/m}{\sqrt{(\omega_0^2-\omega^2)^2+(2\gamma\omega)^2}}$$
Q値: $Q=\frac{\omega_0}{2\gamma}$
機械・構造物の設計:橋梁、ビル、航空機の翼、自動車のシャシなど、あらゆる構造物には固有振動数があります。エンジン振動や風による周期的な力(外力)がこの周波数に一致すると共鳴が起き、大振幅振動による疲労破壊や騒音の原因となります。CAEシミュレーションで固有値を事前に解析し、共鳴を避ける設計が必須です。
電子回路・通信機器:LC共振回路や水晶振動子は、電気的な振動系です。特定の周波数の信号だけを選択的に増幅・発振させるために用いられ、その選択性の鋭さはQ値で評価されます。ラジオのチューニングや時計の基準信号生成はこの原理の応用です。
音響機器:スピーカーや楽器は、機械的振動を音に変換する装置です。スピーカーのエンクロージャー(箱)やダイアフラム(振動板)の設計では、目的の周波数帯域で望ましい振動特性(Q値)を得ることが重要です。低音を力強く響かせるためには、適度な減衰(ダンピング)が必要です。
計測・センシング:原子間力顕微鏡(AFM)のカンチレバーやMEMS加速度センサーは、微小な質量とばねからなる振動子です。外部からの微小な力や質量変化を、振動子の共振周波数のシフトとして検出することで、ナノスケールの計測を実現しています。
まず、「減衰係数γ」と「Q値」の関係を逆に覚えてしまうケースが多いよ。γは「振動を減らす係数」だから、大きくすればするほど振動は早く収まる。一方、Q値はその逆数みたいなもので、γが小さい(減衰が少ない)ほどQ値は大きくなる。例えば、γを0.1から0.01に小さくすると、Q値は約5倍になり、共鳴ピークは鋭く高くなるんだ。実務で「Q値が高いシステム」と言われたら、「減衰が小さくて、特定の周波数に敏感に反応するシステム」と読み替えよう。
次に、「固有角周波数ω₀」はパラメータを変えても変わらないと思いがちな点。このシミュレーターでは、ω₀は「質量m」と「ばね定数k」から決まる値だ。だから、強制振動の周波数ω_dを変えてもω₀自体は変わらない。しかし実世界では、大きな振幅が生じると材料が変形してkが変わったり(非線形性)、質量の分布が変わって実効的なmが変化したりする。つまり、共鳴点そのものが動くことがあるんだ。シミュレーターは線形モデルだから、そこは頭の片隅に入れておこう。
最後に、強制振動の「定常状態」をすぐに見ようとしないこと。外力を加え始めた直後は「過渡状態」で、振動が不安定だ。特に減衰が小さい(Q値が高い)系では、定常状態に落ち着くまでに非常に長い時間がかかる。例えば、γ=0.05、ω_d=ω₀の設定でシミュレーションをスタートさせると、振幅が最大値に達するまでに数十周期かかることもある。実験データと比較する時は、必ず十分な時間が経過した「定常状態」の波形を見るようにしよう。
質量m=10kg、バネ定数k=40000N/mの振動系でω₀=√(k/m)=63.2 rad/s、固有周期T₀=0.1sです。減衰係数γ=400 N·s/mでζ=0.2(不足減衰)と設定し、ωd=63.2 rad/sで1000N の正弦波励振を加えると、Q値=2.5、共鳴振幅≈50mmに達します。一方γ=1264 N·s/mに増加させるとζ=0.63(臨界に近い)となり、振幅は15mm以下に抑制されます。