オリフィス流量の式と計算例
qm=Cd·Ao·√(2ΔPρ/(1−β⁴))、Q=qm/ρ。β=d/D、Ao=πd²/4です。Dはmmからmに換算し、Qはm³/h、qmはkg/hで表示します。
🙋 図の流量と結果カードの値はなぜ単位が違うのですか?
🎓 図はL/s、結果カードはm³/hだからです。1L/s=3.6m³/hで換算すると一致します。孔径を変えると流量だけでなくReDとCdも変わるので、固定Cdの別式で図を描くべきではありません。
水配管の検算例
D=50mm, β=0.60, d=30mm, ΔP=100000Pa, T=20°C: ρ=992.832kg/m³, Cd=0.61013, Q=23.620m³/h (6.561L/s), qm=23450.26kg/h, ReD=165877. β=0.70: Q=34.205m³/h.
モデルと適用範囲
水物性は簡易近似で、20°Cではρ=992.832kg/m³、μ=0.001Pa·sです。標準物性表との一致や高温での液相維持を保証しません。実配管の検討には検証済み物性値を使ってください。図の流量と結果カードは同じ計算を使い、図の永久圧力損失は(1−β^1.9)ΔPという別の模式近似です。
コーナータップのReader-Harris/Gallagher式です。L1=L2′=0、小径管D<71.12mmには0.011(0.75−β)(2.8−D/0.0254)を加えます。フランジタップの校正には対応しません。
管径50〜1000mm、孔径12.5mm超、β=0.1〜0.75、ReD≧5000(β>0.56ではReD≧16000β²)が相関式の目安です。UIには範囲外もあり、その場合は警告を表示します。取付け・直管長・粗さ等は検証せず、ISO適合や実機精度を保証しません。
Cdを固定すればQは√ΔPに比例しますが、本ツールはReDからCdを反復計算します。差圧誤差の影響は概ねδQ/Q≈0.5δΔP/ΔP(他の量とCd固定)。例えばΔP=5000Paで±100Paなら流量は約±1%です。直管長は上流機器やβなどに依存し、一律30Dで十分とは限りません。
FAQ
流量はどの式で計算しますか?
qm=Cd·Ao·√(2ΔPρ/(1−β⁴))、Q=qm/ρ。β=d/D、Ao=πd²/4です。Dはmmからmに換算し、Qはm³/h、qmはkg/hで表示します。
どの圧力取出し方式に対応しますか?
コーナータップのReader-Harris/Gallagher式です。L1=L2′=0、小径管D<71.12mmには0.011(0.75−β)(2.8−D/0.0254)を加えます。フランジタップの校正には対応しません。
空気や蒸気を正確に測れますか?
いいえ。膨張係数ε=1の非圧縮性近似です。空気密度は101325Paの理想気体、蒸気は簡易物性で、飽和蒸気表を参照していません。気体・蒸気の設計や課金計量には使わないでください。
範囲外の値はどう扱いますか?
管径50〜1000mm、孔径12.5mm超、β=0.1〜0.75、ReD≧5000(β>0.56ではReD≧16000β²)が相関式の目安です。UIには範囲外もあり、その場合は警告を表示します。取付け・直管長・粗さ等は検証せず、ISO適合や実機精度を保証しません。
Reader-Harris/Gallagher: reference implementation and limits
具体的な計算例
D=50mm, β=0.60, d=30mm, ΔP=100000Pa, T=20°C: ρ=992.832kg/m³, Cd=0.61013, Q=23.620m³/h (6.561L/s), qm=23450.26kg/h, ReD=165877. β=0.70: Q=34.205m³/h.