実線=選択バルブ、破線=比較(ゴースト)、マーカー=動作点。
$Q$:流量 [m³/h]、$K_v$:流量係数 [m³/h/√bar]、$\rho$:密度 [kg/m³]
局所損失形:$\Delta P = K\cdot\tfrac{1}{2}\rho v^2$、 $C_v \approx 1.156\,K_v$
$$v = \frac{Q/3600}{\pi(DN/2000)^2}\text{ [m/s]}$$バルブ種別・流量・流体密度・管径を入力してKv値から圧力損失をリアルタイム計算。最大6バルブの直列系統の全圧損を算出。流速超過時に警告表示。
実線=選択バルブ、破線=比較(ゴースト)、マーカー=動作点。
$Q$:流量 [m³/h]、$K_v$:流量係数 [m³/h/√bar]、$\rho$:密度 [kg/m³]
局所損失形:$\Delta P = K\cdot\tfrac{1}{2}\rho v^2$、 $C_v \approx 1.156\,K_v$
$$v = \frac{Q/3600}{\pi(DN/2000)^2}\text{ [m/s]}$$プラント配管設計:化学プラントや発電所では、数百に及ぶバルブが配管系統に組み込まれています。ポンプの選定(必要な揚程の決定)や、所定の流量を確実に流せる配管径の設計に、本ツールのようなKv値に基づく圧損計算が不可欠です。
空調・衛生設備(HVAC):ビルの空調冷水・温水系統や給排水配管の設計で応用されます。特に省エネルギー設計が求められる現代では、不必要な圧力損失(=ポンプ動力の無駄)を生むバルブ選定を避けるため、設計初期段階での簡易計算ツールの活用が有効です。
流体機械のシステムインテグレーション:ポンプやコンプレッサーなどの流体機械を既存の配管系統に組み込む際、システム特性曲線を予測するために使用されます。バルブによる損失を正確に見積もることで、機械が効率良く動作する運転点を事前にシミュレートできます。
バルブの選定・比較:同じ管径用でも、メーカーや型式によってKv値は異なります。コストと性能(圧損)のトレードオフの中で最適なバルブを選定する際、本ツールで異なるKv値を入力して圧損への影響を即座に比較検討できます。
この手の計算で最初に陥りがちなのが、「Kv値はバルブのサイズ(DN)だけで決まる」という思い込みです。実は同じ50A(2インチ)の玉形弁でも、メーカーや型式によってKv値は結構違います。ツールでは代表値を入れていますが、実設計では必ず採用予定のバルブのカタログ値を確認しましょう。次に、「計算したΔPだけ見て満足してしまう」こと。例えば、計算上は許容範囲内でも、流速が3 m/sを超えるようなら、水撃(ウォーターハンマー)や配管のエロージョンが心配です。圧損と流速は常にセットでチェックする癖をつけましょう。最後に、配管自体の摩擦損失の見落とし。このツールはバルブや継手の損失だけです。長い直管が続く場合は、ダルシー・ワイズバッハの式などで管摩擦損失を別途計算し、バルブの損失と合算する必要があります。例えば、100mの直管の損失が0.5 barで、バルブ群の損失が0.3 barなら、合計0.8 barがポンプに要求される揚程です。