$a = \left(\dfrac{3PR^ }{4E^ }\right)^{1/3}$,$p_0 = \dfrac{3P}{2\pi a^2}$
$\tau_{max} = 0.31\,p_0$ at $z = 0.47\,a$
ヘルツ接触理論に基づいて転がり接触の応力を解析。接触タイプ・材料・荷重を変えて接触半径・最大接触圧・表面下応力分布をリアルタイムで確認できます。
$a = \left(\dfrac{3PR^ }{4E^ }\right)^{1/3}$,$p_0 = \dfrac{3P}{2\pi a^2}$
$\tau_{max} = 0.31\,p_0$ at $z = 0.47\,a$
転がり軸受:ボールやローラーとレース道の接触応力を計算し、基本定格寿命(L10寿命)を予測する基礎となります。荷重条件や材料の組み合わせを変えて、最適な軸受サイズを選択するために使われます。
歯車:歯面同士の接触(歯面接触)において、発生する接触圧力(ヘルツ応力)を計算します。これが歯面の疲労強度(ピッチング強度)を評価するための重要な指標となり、歯車のモジュールや歯幅を決定する設計パラメータになります。
レールと車輪:鉄道車輪がレールヘッドに接触する部分の応力を解析します。非常に大きな荷重が繰り返されるため、接触面下のせん断応力分布を評価することで、レールのき裂進展や剥離のメカニズムを理解し、保守間隔を計画するのに役立ちます。
カム・フォロワ:エンジンのカムシャフトとロッカーアームやフォロワーの接触部の応力を計算します。高速で繰り返される接触荷重に対して、十分な耐久性を持つように材料や表面処理(浸炭焼入れなど)を選定する設計プロセスで活用されます。
このツールを使い始める際、いくつかつまずきやすいポイントがあるから気をつけてね。まず第一に、「接触半径が大きいから安全」と単純に考えないこと。確かに接触面積は広がるけど、最大接触圧p₀は荷重Pの増加に対して、$a$の2乗に反比例して急激に上がるんだ。例えば、荷重を8倍にすると接触半径は2倍になるけど、最大接触圧は4倍になる。面積が4倍になっても、単位面積あたりの負担は増えてしまうわけ。だから、荷重増加の影響は思ったより深刻だということだね。
次に、材料定数の入力だ。特にポアソン比νを軽視しがちだけど、これが等価弾性率E*に効いてくる。例えば、鋼(ν=0.3)とゴム(ν≈0.5)では、νの2乗の項$(1-\nu^2)$の値が大きく変わる。実務でよくあるのが、材料メーカーのカタログ値と実際の材質の微妙な違い。特に樹脂や複合材料はバッチ差があるから、安全側を見て少し大きめの弾性率を使うなどの工夫が必要だよ。
最後に、この計算は完全な弾性体かつ表面が滑らかという理想条件が前提だということを忘れてはいけない。実際の部品には表面粗さや潤滑油の影響が大きく、それらは応力分布を変える。計算結果は「目安」として捉え、特に疲労寿命を評価する時は、ここで求めたτ_maxに安全率をかけるか、実機テストで検証するのが鉄則だ。
深溝玉軸受でR1=6mm(外輪球面)、R2=15mm(内輪)、E1=E2=210GPa、ν=0.3、接触荷重5kNの場合:接触半径a≈0.35mm、最大接触圧p₀≈1.8GPa、最大せん断応力τmax≈0.6GPa(深さz≈0.5mm)。これは疲労限界1.5GPa以下であり、十分な安全性があります。