圧電解析(静的) — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 電磁場解析 | 2026-02-20
この記事は統合版に移行しました
より充実した内容を piezoelectric-static.html でご覧いただけます。
CAE visualization for piezoelectric static troubleshoot - technical simulation diagram
圧電解析(静的) — トラブルシューティングガイド

トラブル

🎓
  • 変位が逆方向 → 分極方向(材料座標系の3方向)の設定を確認。$d_{33}$の符号に注意
  • 共振周波数がずれる → 圧電定数の精度。メーカーのデータシートは自由振動条件での値
  • 逆圧電効果の変位が小さすぎる → 電位の単位(V)と寸法の単位(m vs. mm)の整合性

  • Coffee Break よもやま話

    圧電FEMの固有振動数が実測と5%ズレる——境界条件と残留応力の影響

    圧電FEMで計算した共振周波数が実測より5%程度高い場合、境界条件の設定ミスと残留応力の無視が主原因だ。「Free-Free(自由端)境界条件」を想定したFEMは試験台での「完全自由」状態(ワイヤだけで吊るした状態)と対応する。しかし実製品では接着剤・ネジ・はんだで固定されており、これらが付加剛性(Added Stiffness)として共振周波数を下げる効果がある。接着層の厚さ10〜20umでも弾性率が低い(エポキシのEr = 2〜5 GPa)接着剤は、PZTの弾性率(Er = 60〜70 GPa)に対して10〜30倍柔らかく、共振周波数を1〜3%シフトさせる。また焼成プロセスで生じる残留応力(圧縮〜引っ張り)が圧電係数d33を5〜10%変化させる効果も無視できない。実測との1%以内の一致を目標とするなら、製造プロセス条件を反映した詳細モデルが必要だ。

    この記事の評価
    ご回答ありがとうございます!
    参考に
    なった
    もっと
    詳しく
    誤りを
    報告
    参考になった
    0
    もっと詳しく
    0
    誤りを報告
    0
    Written by NovaSolver Contributors
    Anonymous Engineers & AI — サイトマップ
    プロフィールを見る