剛体運動による接触不安定

カテゴリ: エラー対策 | 2026-02-01
rigid-body-motion-contact

剛体運動による接触不安定とは

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先生、接触解析で「rigid body motion detected」っていうエラーが出ます。拘束条件はちゃんと設定してるはずなんですが…


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接触前の状態で、部品が十分に拘束されていないケースだ。荷重を加えて接触が確立されるまでの間、部品がフリーに動ける状態だと、ソルバーは剛性マトリクスの特異性を検出してエラーを出す。


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接触そのものが拘束になるはずなのに、まだ接触していない段階だと拘束がないということですか。


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その通り。典型的な例は、ボルト締結解析で上部プレートが重力方向にしか拘束されていないケース。ボルトの予荷重が作用するまで、プレートは水平方向に自由に動ける。


エラーメッセージと対策

Abaqus

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メッセージ: ***WARNING: SOLVER PROBLEM. ZERO PIVOT WHEN PROCESSING NODE xxxx DOF x. THE UNRESTRAINED MOTION MAY BE DUE TO UNRESOLVED CONTACT CONDITIONS


AbaqusではCONTACT CONTROLS, STABILIZEで弱いバネ効果を追加するか、最初のステップでBOUNDARYを追加して初期拘束を与える。


Nastran

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メッセージ: *** SYSTEM FATAL MESSAGE 2012 (DCMP): SINGULAR STIFFNESS MATRIX - CHECK CONSTRAINTS


NastranではAUTOSPC=YESで自動拘束を有効にするか、PARAM,BAILOUT,-1で特異性を無視して計算を続行させる(注意して使用)。


Ansys

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メッセージ: Rigid body motion detected. Pivoting has been done for DOF xxx at node xxxx


AnsysではSTABILIZEコマンドまたはWeak Springオプションを使用する。接触が確立されるまでの間、微小なバネで部品を仮拘束する。


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弱いバネを入れるのが定番の対策なんですね。


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そうだ。ただし弱いバネの剛性が大きすぎると結果に影響するし、小さすぎると安定化の効果がない。接触剛性の1/1000〜1/100程度が目安だ。最終的な結果でバネの反力がほぼゼロであることを確認しよう。

ソルバーエラーの原因特定に費やす時間は、もっと短くできるはず。 — Project NovaSolverはエラー診断体験の改善を研究テーマの一つとしています。

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