バッチ処理 — CAE用語解説
バッチ処理
先生、CAEのバッチ処理って、Excelのマクロみたいなものですか?
近い感覚だけど、もう少し大きい話。Excelマクロがローカルで動くのに対して、CAEのバッチ処理はGUIを開かずにコマンドラインだけでソルバーを起動する実行方式だよ。たとえばAbaqusなら`abaqus job=mymodel` というコマンドだけで解析が始まる。
GUIなしで動かす理由って何ですか? 画面が見えない方が不便じゃないですか?
HPCクラスタやスーパーコンピュータでは、何百ものジョブが同時に走る。GUIを起動しようとしても画面がない(ヘッドレス環境)し、そもそも全部のジョブを人間が画面で監視してたら追いつかない。バッチなら自動化できて、深夜でも計算が走り続ける。
具体的にどんなスクリプトを書くんですか?
SLURMというジョブスケジューラを使う例だと、こんな感じのシェルスクリプトを書く:
#!/bin/bash #SBATCH --nodes=4 --ntasks-per-node=32 abaqus job=crash input=car_crash.inpこれをsbatchコマンドでキューに投入すると、サーバーが空いたら自動で計算が始まる。
パラメトリックスタディにも使えますか? 設計変数を変えながら自動で計算したいんですが。
まさにそれがバッチの真骨頂。Pythonスクリプトでパラメータの組み合わせを全部リストにして、forループでバッチジョブを次々送り込む——という自動化ができる。板厚0.8mm, 1.0mm, 1.2mm×材料3種類なら9ケース、全部自動で流せる。プロセス自動化ツール(isight、optiSlangなど)もこの仕組みの上で動いてる。
関連用語も教えてください。
バッチ処理とジョブスケジューラの組み合わせで、大量計算が自動化できるんですね!
そう。実務では「100ケースのパラメトリック計算を週末中に回す」なんていうことが普通にある。バッチ処理を覚えると、CAEエンジニアとしての生産性が格段に上がるよ。
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