Dassault Systemes — CAE用語解説
Dassault Systemes
先生、Dassault Systemesってフランスの会社ですよね。CAEではAbaqusが有名ですが、他にどんな製品があるんですか?
ダッソー・システムズはCAD/CAE/PLMの大手で、製品ポートフォリオが幅広い。CAE関連では——Abaqus(FEM構造解析、元HibbittKarlsson & Sorensen社)、SIMULIA(シミュレーション統合ブランド)、そして最近ではCSTグループ(電磁場解析)を買収した。CAD側はCATIA(航空宇宙・自動車の3D設計標準)とSolidWorks(中小企業向け3D CAD)が2枚看板だ。PLMプラットフォームの3DEXPERIENCEはCAD・解析・製造・サプライチェーンを統合するクラウド基盤として推進している。
定義
AbaqusとAnsysの違いを一言で言うと何ですか?
AbaqusはNonlinear(非線形)に強いという評価が高い。接触・大変形・材料非線形の複雑な組み合わせを安定して解けることが強みで、自動車のクラッシュ解析や原子炉構造解析では業界標準的な存在だ。AnsysはMultiphysics(多物理)が得意——構造・熱・CFD・電磁場を一つの環境(Workbench)で統合管理できる。Ansysはシェアの拡大に積極的で航空宇宙・電子・半導体に強い。国内自動車業界ではAbaqus、幅広い電機・電子では Ansys という傾向がある(もちろん例外も多い)。
3DEXPERIENCE プラットフォーム
3DEXPERIENCEってよく聞くんですが、何が変わるんですか?
CATIAやAbaqusを「ファイルベース」から「クラウドデータベース」に移す試みだ。従来はローカルのCADファイルを設計者が各自持っていたが、3DEXPERIENCEではモデルがクラウドDBに入って複数人が同時編集・参照できる。SolidWorks 3DEXPERIENCEというウェブブラウザで動くCADも投入されている。航空機メーカーのエアバスは3DEXPERIENCEを全社で導入して設計・製造・サプライチェーンを統合している。ただし移行コストと学習コストが高いため、日本の中小メーカーでは様子見が多い。
CATIAってAbaqusと組み合わせて使うんですか?
組み合わせは可能だが、実務ではCATIAとAbaqusを直接連携させるより、CATIAで3Dモデルを作ってStepファイルやIGES経由でAbaqusに読み込む、あるいはSimulia上でAbaqus CAEのネイティブ統合を使う流れが多い。3DEXPERIENCEではCATIA設計とFEM解析が同一環境になるはずだが、設計者がFEM設定まで触るのは「CAE内製化」という組織の方針にも関わる。エアバスのA350翼解析のような巨大プロジェクトではCATIA-AbaqusのワークフローをIT部門が整備して自動化している。
関連用語
Abaqusの非線形の強さとAnsysの多物理の強さ、使い分けのイメージが持てました! エアバスの例が具体的でよかったです。
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
Dassault Systemesの実務で感じる課題を教えてください
Project NovaSolverは、CAEエンジニアが日々直面する課題——セットアップの煩雑さ、計算コスト、結果の解釈——の解決を目指しています。あなたの実務経験が、より良いツール開発の原動力になります。
お問い合わせ(準備中)関連トピック
なった
詳しく
報告