FloTHERM — CAE用語解説
FloTHERM
先生、FloTHERMって電子機器の冷却専用のCFDソフトですか? 普通のCFDと何が違うんですか?
FloTHERM(現在はHexagonのMentorツール)は電子機器の熱設計に特化したCFDツールで、プリント基板・ICパッケージ・筐体内の熱流動を効率よく解析できる。普通の汎用CFD(Fluent、Star-CCMなど)との違いは「電子機器設計専用のモデルライブラリ」が充実している点だ。ICパッケージの等価熱抵抗モデル(JEDEC DELPHI2抵抗モデル)、ヒートシンクの解析的フィンモデル、ファンの性能曲線(P-Q特性)入力、プリント基板の直交異方性熱伝導(銅層パターン考慮)などが電子熱設計の標準要素として最初から用意されている。
定義
DELPHI熱抵抗モデルって何ですか? ICの熱解析に使うんですか?
DELPHI(DEvelopment of Libraries of PHysical models for an Integrated design environment)はJEDECが標準化したICパッケージの等価熱回路モデルで、パッケージを「接合部→ケース上面」と「接合部→ケース下面」の2抵抗(θjc、θjb)で表す単純なモデルだ。詳細な内部構造FEMをそのまま使うと計算時間が膨大になるが、DELPHIモデルを使うとマトリクスモデル(2〜10の抵抗ネットワーク)で精度を保ちながら高速に計算できる。FloTHERMのSmart Partsライブラリには主要ICメーカー(TI、NXP、Infineonなど)のDELPHIモデルが収録されていて、基板全体の熱設計に即座に使えるよ。
関連用語
電子設計専用のライブラリが充実しているのがFloTHERMの強みなんですね!
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