爆風荷重応答解析 — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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CAE visualization for blast response troubleshoot - technical simulation diagram
爆風荷重応答解析 — トラブルシューティングガイド

爆風解析のトラブル

ConWepの圧力がおかしい

🎓
  • 爆薬量の単位(kgまたはlb)を確認
  • 爆源位置と構造面の距離が正しいか
  • TNT等価係数が適用されているか(C4はTNTの1.34倍等)

  • ALE法で空気メッシュがおかしい

    🎓
    • 空気メッシュの範囲が十分大きいか(反射波が境界に達しない)
    • 空気の材料(*EOS_LINEAR_POLYNOMIAL)が正しいか
    • ALE連成の設定(*CONSTRAINED_LAGRANGE_IN_SOLID)が正しいか

    • まとめ

      🎓
      • ConWepの入力 → 爆薬量(単位)、距離、TNT等価を確認
      • ALE → 空気メッシュの範囲、材料、連成設定
      • エネルギーバランス → 爆発エネルギーが構造変形と運動エネルギーに変換されているか

      • Coffee Break よもやま話

        負圧フェーズを無視した設計は危険

        爆風圧は正圧フェーズの後に必ず負圧フェーズ(吸引圧)が生じる。ガラス窓が外向きに破壊される事故のほとんどはこの負圧(-0.01〜-0.05 MPa)が原因だが、簡易SDOF設計では無視されることが多い。AutodynやLS-DYNAのCONWEP実装ではデフォルトで負圧をカットしているため、*LOAD_BLAST_ENHANCEDのNEGATIVEフラグを明示的にONにする必要がある。

        トラブル解決の考え方

        「解析が合わない」と思ったら

        1. まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
        2. 最小再現ケースを作る——爆風荷重応答解析の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
        3. 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
        4. 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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