パイロショック解析 — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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CAE visualization for pyrotechnic shock troubleshoot - technical simulation diagram
パイロショック解析 — トラブルシューティングガイド

パイロショックのトラブル

🎓
  • SRSが実験と合わない → 接合部の減衰モデルを見直す。パイロショックでは接合部減衰が支配的
  • 高周波が不足 → FEMのメッシュが粗い。SEAに切り替え
  • 低周波が不正確 → モード数が不足。RESVEC追加
  • パイロショックは「減衰と接合部のモデル化」が全て — 構造自体の剛性は二次的

  • Coffee Break よもやま話

    SRS計算のQ値設定で答えが大きく変わる

    SRS計算では品質係数Q(=1/2ξ)の選択が最終スペクトル値に大きく影響する。Q=10(減衰比5%)が宇宙機標準だが、精密光学機器の評価ではQ=50(減衰比1%)を使う規格もある。同じ時刻歴データでQ=10とQ=50ではSRSが3〜6dB変わるため、試験規格書の指定Q値を必ず確認する。LS-DYNAやNastranのSRS後処理は入力Q値を間違えやすいので単位と定義を再確認すること。

    トラブル解決の考え方

    「解析が合わない」と思ったら

    1. まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
    2. 最小再現ケースを作る——パイロショック解析の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
    3. 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
    4. 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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