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非線形力学シミュレーター

分岐図シミュレーター — ロジスティック写像とカオス

成長率0〜4と初期値0〜1を操作し、同じ条件の分岐図・コブウェブ・時系列を比較。指数と周期候補を検算し、例外軌道や有限計算の限界も確かめる教育用数値実験です。

パラメータ

3.500

分岐図・コブウェブ・時系列・指数に同じ初期値を使用します。

プリセット

ズーム

r スイープ

ファイゲンバウム定数 δ
≈ 4.6692

分岐点(理論値)

r₁≈3.000(1→2)
r₂≈3.449(2→4)
r₃≈3.544(4→8)
r∞≈3.5699(倍周期分岐の集積点)
(r₂−r₁)/(r₃−r₂) → δ≈4.669
ライブ数値
3.500
成長率 r
周期4
検出された挙動
0.000
リャプノフ指数 λ

分岐図(選択初期値の過渡除去後の x vs r)
ドラッグでズーム
r カーソル 分岐点 周期窓を含む領域 r>3.57
コブウェブ図(xₙ₊₁ vs xₙ)
時系列 xₙ(この r で)
周期4:4つの値を繰り返す
理論・主要公式

$$x_{n+1} = r\,x_n(1 - x_n) \quad (r \in [0,4])$$

ロジスティック写像。r:増殖率パラメータ、xₙ:n世代の個体密度(0〜1の無次元量)。

$$\lambda = \lim_{N\to\infty}\frac{1}{N}\sum_{n=0}^{N-1}\ln\!\left|r(1-2x_n)\right|$$

有限回のリャプノフ指数推定。正の値は近傍の拡大を示しますが、表示軌道の非周期性の証明ではありません。周期候補と初期値も確認してください。

$$\delta = \lim_{n\to\infty}\frac{r_n - r_{n-1}}{r_{n+1} - r_n} \approx 4.669$$

ファイゲンバウム定数は倍周期分岐点の間隔比の極限です。注釈は理論値の近似で、このツールが定数を測定するわけではありません。固定点・周期2の指数は下の実例で検算できます。

同じ式から、固定点・周期・不規則な軌道を確かめる

このツールはロジスティック写像 \(x_{n+1}=r x_n(1-x_n)\) の教育用数値実験です。成長率は0〜4、初期値は0〜1。分岐図の各列は、選択した同じ初期値から計算した軌道です。多数の初期値の合成や、現実の生態系・車両振動を直接計算するモデルではありません。

🙋
r=4ならいつもカオスなのに、初期値0.5では時系列が0になりました。壊れていますか?
🎓
この場合は特別な軌道です。0.5→1→0→0と正確に進みます。0に着いた後の微分は4なので、過渡を除いた指数はln(4)≈1.386。正の指数でも、表示中の軌道自体は固定点です。「不安定な軌道」と一般的なカオス的アトラクタを区別しましょう。
🙋
初期値を0.123456789にすると何が違いますか?
🎓
r=4でも不規則な列になり、この検算条件では有限回の指数がln(2)≈0.693に近づきます。初期値の影響を、コブウェブ・時系列・分岐図で同じ条件から比較できます。ただし有限桁の演算であり、すべての初期値や無限時間の挙動を証明するものではありません。

入力して再現できる検算例

固定点の検算:r=2.5、x₀=0.5では固定点x*=1−1/r=0.6に収束します。微分は2−r=−0.5なので、指数はln(0.5)≈−0.693です。

超安定な固定点:r=2、x₀=0.5では最初からx=0.5が固定点で、微分は0。ln(0)による指数−∞は定義上の結果です。計算失敗を示すNaNではありません。

周期2の検算:r=3.2、x₀=0.5では2値を繰り返します。周期上の微分積は−r²+2r+4=0.16、指数はln(0.16)/2≈−0.916です。r=3.5の周期4、r=3.83の周期3とも比べてください。

同じr=4、異なる初期値:初期値0.5では0への例外軌道、0.123456789ではこの計算条件で不規則な軌道が得られます。指数だけで「この軌道は周期でない」と決めないことが大切です。

計算方法・判定の限界

分岐図・時系列・指数では最初の4,096回を過渡として除きます。指数はその後4,096回の \(\ln|r(1-2x_n)|\) の平均。微分が厳密に0の場合は−∞と表示し、小さい微分の項を捨てません。コブウェブは選択した初期値から反復を描きます。

周期は過渡除去後512値の差を絶対許容幅10⁻⁹で比較し、1〜64の最小候補を表示します。見つからなければ「周期未検出」または「未判定」です。長い過渡、高周期、分岐境界、浮動小数点の丸めをカオスと断定しません。正の有限回指数も、無限時間の数学的証明や実システムの安全判定ではありません。

初期表示の横軸は2.4〜4で分岐の領域に注目します。低いrを入力すると0〜4へ広げ、ズームリセットも全域に戻します。色の帯は周期窓を含む領域の目安で、すべてのrがカオスという意味ではありません。分岐点の注釈は近似値であり、ファイゲンバウム定数を数値的に測定する機能ではありません。

式とr=4の厳密な変換・解は Wolfram MathWorldのロジスティック写像 と r=4の解析 を参照してください。固定点・周期2の微分から検算し、表示中のコードはこのページのソースで確認できます。

よくある質問

正のリャプノフ指数なら表示中の軌道も必ず非周期ですか?

必ずではありません。r=4、x₀=0.5は0.5→1→0の例外軌道で、過渡除去後の指数はln(4)でも軌道は固定点です。指数と周期候補、初期値を併せて確認してください。

−∞の表示は計算エラーですか?

微分が0の場合のln(0)を表す定義上の値です。r=2、x₀=0.5の超安定固定点で再現できます。小さい微分を無視して0にする計算とは異なります。

初期値を変えても分岐図は同じですか?

このツールは各rを選択した同じ初期値から計算します。通常の安定軌道では同じ枝へ収束する場合がありますが、0や1、r=4の0.5などの例外では変わります。初期値に無関係とは保証しません。

周期未検出ならカオスですか?

それだけでは判定できません。有限回・有限精度で1〜64の周期候補を探すため、長い過渡や高周期、境界付近では見つからない場合があります。正の指数の推定と数学的なカオスの証明も区別します。

使い方ガイド

  1. 成長率rを0〜4、初期値x₀を0〜1で指定します。低いrを選ぶと横軸は0〜4へ広がり、全図と指数は同じ初期値を使います。
  2. 分岐図は各rの過渡4,096回を除いた軌道です。rのカーソルを動かし、コブウェブの「反復再生」と時系列を同じ条件で比較してください。
  3. 上の検算例ボタンで固定点・周期2・零微分・r=4の例外軌道を再現できます。指数と有限回の周期候補を併せて読み、正の指数だけで非周期と断定しません。

具体的な計算例

r=2.5、x₀=0.5では固定点x*=0.6、指数ln(0.5)≈−0.693です。r=3.2では周期2の約0.5130445と0.7994555を繰り返し、指数ln(0.16)/2≈−0.916となります。同じr=4でもx₀=0.5は0.5→1→0の例外軌道で、過渡後の指数はln(4)≈1.386です。初期値を0.123456789に変えた比較は、上の検算例ボタンで試してください。

実務での注意点

  1. 指数は過渡4,096回の後、4,096回の対数微分を平均します。分岐図は各列180点、周期候補は過渡後512値から1〜64を絶対許容幅10⁻⁹で探します。反復回数を変更する入力欄はありません。
  2. 微分が厳密に0なら指数−∞は定義上の値です。正の有限回指数も、表示軌道が非周期である証明ではありません。周期窓・長い過渡・初期値の例外を区別してください。
  3. 分岐点の注釈やδ≈4.669は近似的な理論値です。本ツールは定数の測定、一般の非線形系の予測、工学上の安定性や安全性の保証を行いません。

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