スライダーを変えるとリアルタイムで更新 / タブで表示切替
$\mathcal{F}= \dfrac{\pi (R_1 R_2)^{1/4}}{1 - \sqrt{R_1 R_2}}$
$\tau_p = \dfrac{2L/c}{-\ln(\sqrt{R_1 R_2}) + L_i}$
$z_R = \dfrac{\pi w_0^2}{\lambda}$
キャビティ長・ミラー反射率・損失・波長を変えて、FSR・フィネス・Q値・光子寿命をリアルタイム計算。エアリー関数透過スペクトルとガウスビーム断面を可視化。
スライダーを変えるとリアルタイムで更新 / タブで表示切替
波長可変レーザー:単一モードで動作させながら波長を変えるためには、FSRを広く設計して隣接モードの干渉を防ぎます。このツールでキャビティ長 $L$ を短く設定するとFSRが広がる様子を確認でき、設計の直感が養えます。
光周波数コム・光原子時計:極めて高いフィネスを持つ共振器(超低損失ミラー)を用いて、光の周波数を精密に測定・比較します。反射率 $R_1$, $R_2$ を0.9999などに近づけるとフィネスが急激に上昇することをシミュレーションで体験できます。
量子光学実験(共振器QED):単一原子と単一光子の強い結合を実現するためには、光子寿命 $\tau_p$ を長くする必要があります。内部損失 $L_i$ を極限まで下げ、反射率を最大化する設計が求められ、このツールでパラメータのトレードオフを学べます。
光通信の波長フィルタ:特定の波長チャネルだけを通し、他を遮断するフィルタとしてファブリ・ペロー共振器が使われます。フィネスを調整することで通過帯域幅を制御でき、反射率とFSRの関係をグラフで確認しながら設計方針を立てることができます。
まず、「反射率Rはパーセント表示なのか小数表示なのか」に注意だ。このツールでは、反射率0.99とは99%を意味する。つい「0.99%」と入力してしまい、計算結果が全然合わないという初歩的なミスが多い。次に、「内部損失Liの解釈」。これは「1往復あたりの強度損失率」で、0.01と入力すれば1%損失があることを意味する。ここを「透過率」と混同して、大きな値(例えば0.5)を入れると、光子寿命が異常に短く計算されてしまう。実務では、超精密なミラーでもLiは0.001(0.1%)以下を目指す世界だ。
また、「ガウシアンビームのプロファイルは理想的な場合」という点も押さえておこう。ツールが示すビーム径ω(z)は、完全な球面鏡と完全なアラインメントを仮定している。実際には、鏡の歪みやわずかなズレでビーム形状は歪む。シミュレーションで「このサイズなら収まるな」と安心して設計しても、実機では熱膨張でキャビティ長が変わり、ビームが広がって鏡の端を切ってしまう(=損失増!)という落とし穴がある。例えば、L=1cmの共振器を室温±5℃の環境で使うと、材料にもよるが長さが数μm変化し、FSRやビームウエスト位置がシフトする可能性がある。
L=300mm、R1=99.9%、R2=98%、λ=1064nmのNd:YAGレーザー共振器の場合:FSR≈500MHz、フィネス≈65、Q値≈3.3×10⁸、光子寿命τp≈1.2ns、レイリー距離zR≈8.5mmとなります。腔内の往復時間は2L/c≈2nsであり、この間に光子が減衰することが光子寿命から判定できます