| 構成 | D (N·m) | 重量 (kg/m²) | 比剛性 | たわみ (mm) |
|---|
$$D = \frac{E_f t_f d^2}{2}+ \frac{E_c t_c^3}{12}$$
$d = t_c + t_f$(面材中心間距離)
両端単純支持の最大たわみ:
$$\delta = \frac{5 q L^4}{384 D}$$
面材(CFRP・アルミ・鋼)とコア(ハニカム・フォーム・バルサ)の厚みと材料を変えて、曲げ剛性D・比剛性・単位面積重量・最大たわみをリアルタイム比較。ソリッド板との比較表付き。
| 構成 | D (N·m) | 重量 (kg/m²) | 比剛性 | たわみ (mm) |
|---|
$$D = \frac{E_f t_f d^2}{2}+ \frac{E_c t_c^3}{12}$$
$d = t_c + t_f$(面材中心間距離)
両端単純支持の最大たわみ:
$$\delta = \frac{5 q L^4}{384 D}$$
航空宇宙機体:機体の軽量化は燃費と搭載量に直結します。主翼や胴体の床材、ロケットのフェアリング(先端カバー)には、比剛性・比強度に優れたCFRP(炭素繊維複合材)面材とアルミハニカムコアの組み合わせが多用されます。
輸送機器・鉄道車両:新幹線や高性能バスの床板・内装材にアルミハニカムサンドイッチが使われます。軽量で断熱性・遮音性にも優れ、高速移動時の振動低減にも貢献します。
風力発電ブレード:巨大なブレードを軽くかつ剛性高く作るため、ガラス繊維(GFRP)面材とバルサ材やPVCフォームコアが使われます。複雑な曲面形状に対応しやすく、コストパフォーマンスに優れた組み合わせです。
スポーツ用品・建築:スキー板、サーフボード、競技用自転車のフレームには、CFRPやGFRPと各種フォームコアの組み合わせが。建築では、軽量で断熱性の高い外装パネル(A2不燃フォームコア+鋼板面材など)として応用されています。
まず、「コアはただ軽ければいい」という考え方は危険です。確かに軽量化は重要ですが、コアのせん断剛性が低すぎると、ツールで計算した「最大たわみδ」が実際より大幅に小さく見積もられてしまいます。例えば、長さ2mのパネルに1kN/mの荷重がかかる場合、CFRP面材/バルサコアの組み合わせでは、計算上のたわみは小さくても、実物はコアのせん断変形で「ふにゃり」と大きくたわむことがあります。実設計では、せん断変形を考慮したより詳細な計算やFEM解析が必須です。
次に、面材とコアの接着は「ブラックボックス」にしないでください。この計算ツールは完全な一体構造を前提としていますが、実務では接着層の剥離が致命的な故障モードになります。例えば、高温多湿環境下で使用されるパネルでは、面材(アルミ)とコア(フォーム)の熱膨張率の差が大きく、繰返し荷重で接着界面に応力が集中します。計算で優れた性能が出ても、接着剤の選定と施工品質が設計の生命線です。
最後に、「比剛性が最高=最適解」とは限らない点に注意しましょう。CFRP/アルミハニカムは比剛性で圧勝ですが、コストは数十倍になります。例えば、産業機器のカバーでは、アルミ/フォームの組み合わせで十分な剛性が得られ、加工性やコストで総合優位となるケースがほとんどです。ツールで性能を比較した後は、必ずコスト、加工法、環境耐性などの制約条件に照らし合わせて判断しましょう。
CFRP 1.5mm + アルミハニカムコア25mm + CFRP 1.5mmの三層構成、パネル長1200mm、荷重4 kN/m²の場合:曲げ剛性D≈4200 N·m、全体重量1.2 kg/m²、比剛性3500 N·m/(kg/m²)、最大たわみ0.85mm、固有振動数f₁≈28 Hzを得る。従来のアルミ板厚5mmと同等の剛性で62%軽量化