流体解析(CFD) — CFD熱伝達
CFD熱伝達は、対流・伝導・輻射を流れ場と同時に解き、熱伝達係数の「相関式では拾えない局所分布」を得るための分野です。壁近傍の温度勾配が熱流束を決めるため、速度境界層以上に温度境界層の解像(y+と乱流Prandtl数の扱い)がシビアに効きます。高温になるほど輻射の寄与がT^4で急増し、対流だけの解析では大きく外すことになります。
収録記事は3本。「温度境界層—Prandtl数と速度境界層との関係」で流体物性による境界層厚さの違いを押さえ、「CFDにおける輻射モデル—輻射伝熱方程式の基礎」でDO法・P1法等の選び方を学び、「フィルム冷却—冷却効率とブローイング比の理論」でガスタービン翼冷却という最も要求の厳しい応用に進みます。