流体解析(CFD) — 解法アルゴリズム
CFDソルバーの中身、つまり離散化スキームと解法アルゴリズムを扱うサブカテゴリです。「収束しない」「結果が振動する」「拡散して鈍る」といった実務のトラブルの大半は、ここで扱う数値法の性質に根本原因があります。スキームの精度次数と安定性はトレードオフであり、何が犠牲になっているかを知って使うことが、設定を「おまじない」にしないための唯一の道です。
収録記事は3本。「中央差分スキーム」は2次精度と引き換えに生じる数値振動(Peclet数条件)を、「PISO法—理論と非定常圧力補正」は非定常計算の圧力-速度連成(SIMPLEとの使い分け)を、「CFDの時間積分法」は陽解法/陰解法・CFL条件・時間精度の関係を解説します。ソルバー設定画面の各項目の意味がこの3本でほぼ説明できます。