電磁-構造-音響連成 — CAE用語解説
電磁-構造-音響連成
先生、「電磁-構造-音響連成」って、3つの物理を同時に解析するんですか? それは大変そう…
順番に解く「片方向連成のチェーン」として扱うのが実務的な標準だ。電磁場FEM → 電磁力の抽出 → 構造FEM(振動応答) → 音響FEM/BEM(音圧計算)という流れで3つの物理を直列につないでいく。各ステップで別のソルバーを使いながら境界条件データを受け渡す。例えばEVモーターの電磁騒音解析なら:①Ansys MaxwellでステータへのMaxwell応力(径方向力)を周波数成分として計算→②Ansys Mechanicalでステータの振動速度を周波数応答解析で求める→③Ansys Fluent Acousticsで振動面から放射される音圧を計算する、というワークフローだよ。
定義
逆方向の影響——音が電磁場や構造に影響する——は無視していいんですか?
ほとんどの電磁騒音問題では無視できる。音圧レベルが構造変形に影響を与えるには非常に高い音圧(爆発音レベル)が必要で、通常のモーターノイズ(70〜90dB SPL)では空気の反力で構造は変形しない。同様に音場の変動が電磁場を変化させる効果も無視できる小さなエネルギーだ。ただし変圧器のうなり(ハムノイズ)では、コアの磁歪による振動が共鳴箱効果でメカニカルに増幅されることがあって、この場合は構造-音響の連成が重要になる。「連成強度を推定してから連成のオン/オフを判断する」という姿勢が正しいエンジニアリングだ。
関連用語
3つを直列につなぐのが実用的なやり方なんですね。各ステップで精度が重要そう!
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