FETI法 — CAE用語解説
FETI法
先生、FETI法って領域分割法の一種だと聞きましたが、通常の領域分割と何が違うんですか?
FETI(Finite Element Tearing and Interconnecting)法はCharbochなどが1991年に提案した領域分割法で、通常のオーバーラップなし領域分割法と違って「各サブドメインを独立に解いて界面ではLagrange乗数法で連成する」のが特徴だ。通常のSchur補行列法は界面の自由度を縮約した問題を解くのに対し、FETIはサブドメイン内の問題(局所ディリクレ問題)を並列に解きながら、界面の連続性はLagrange乗数の反復更新で達成する。この構造のおかげで「各サブドメインを独立した疎行列問題」として扱えて、大規模並列計算への適合性が高いんだよ。
定義
実際のFEMソルバーでFETI法が使われているものはありますか?
NastranのSOL 101/103の並列ソルバー(Distributed Memory Parallel、DMP)にFETIベースの手法が実装されている。AbaqusもSMP(共有メモリ)に加えてMPIを使う分散並列解析でFETI系のサブストラクチャリング手法を使っている。特に数百万DOFを超える大規模静解析・固有値解析では、通常のSPARSE-DIRECTソルバーではメモリが足りなくなるから、領域分割+FETI的なアプローチで問題を分割して解くことが実務的な選択肢になる。OpenFOAM的なCFDでの対応物はPSTRICTIVE分割だけど、FETIは主にFEM構造解析の文脈で使われるよ。
関連用語
Lagrange乗数で界面を接続しながら並列計算するのが面白い発想ですね!
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
Project NovaSolver — CAE実務の課題に向き合う研究開発
「FETI法をもっと効率的に解析できないか?」——私たちは実務者の声に耳を傾け、既存ワークフローの改善を目指す次世代CAEプロジェクトに取り組んでいます。具体的な機能はまだ公開前ですが、開発の進捗をお届けします。
進捗通知を受け取る →関連トピック
なった
詳しく
報告