構造解析 — モーダル解析
モーダル解析は、構造の固有振動数と振動モードを求める、動解析すべての出発点です。共振回避の確認だけでなく、モード法による過渡・周波数応答・応答スペクトル解析の基底を提供し、実測(実験モーダル)との照合でモデルの妥当性を検証する基準にもなります。境界条件の理想化(完全固定は現実には存在しない)が固有振動数を実測とずらす最大要因、というのが実務の定番知見です。
収録記事は3本。「梁の自由振動解析」は理論解(オイラー・ベルヌーイ梁の固有値)とFEMの照合というV&Vの好例、「Lanczos法による固有値解析」は大規模問題で標準の固有値ソルバーの仕組みとシフト戦略、「CMS法(Component Mode Synthesis)」は部品ごとにモード縮約して組み立てる大規模アセンブリの定石(Craig-Bampton法)を扱います。