Augmented Lagrangian法 — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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CAE visualization for augmented lagrange troubleshoot - technical simulation diagram
Augmented Lagrangian法 — トラブルシューティングガイド

Augmented Lagrangianのトラブル

🎓
  • 外側ループが収束しない → $k_p$を上げる or ペナルティ法に切り替え
  • 計算が遅い → 外側ループの最大反復数を減らす(2〜3回でも効果あり)
  • ペナルティ法と結果が大きく異なる → 貫通がペナルティ法で大きかった。Augmented Lagrangeの結果が正確

  • Coffee Break よもやま話

    乗数更新発散の対処

    拡張Lagrangian法の落とし穴は、ペナルティε_Nを大きく設定しすぎると乗数更新が振動発散することだ。2010年代のNastran SOL 401ユーザーから「乗数が10サイクルで±10⁸まで振れる」という報告が複数あった。対策はε_Nを接触面の局所剛性(E/h)の1/10以下に抑えること、かつ外部ループ収束判定にギャップ残差ノルム基準を加えることで、ほぼ確実に回避できる。

    トラブル解決の考え方

    「解析が合わない」と思ったら

    1. まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
    2. 最小再現ケースを作る——Augmented Lagrangian法の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
    3. 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
    4. 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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