◆ NovaSolver Studio
プレビュー版 v0.2 ・ 無料 ・ オープンソース(GPL-3.0)

AIが描いて、AIが確かめる。
新時代のAI工学設計。

画像生成AIで形を描き、AIがBlenderでモデルにし、NovaSolver Studio が強度・熱・流れを計算します。「描いたものが本当に壊れないか」まで、作る前に分かります。設計から検証までを、無料のソフトとAIでつなぎます。

NovaSolver Studio の結果画面。先端たわみを梁理論と比べて検証済みと判定している

描く → 形にする → 確かめる

アイデアの段階から、強度の確認まで。どの段階もAIに頼めます。

画像を準備中

AIで描く

作りたいものを言葉で伝え、画像生成AIで形のイメージを描きます。

画像生成AI
AIがBlenderで作ったインボリュート平歯車のモデル

Blenderで形にする

AIがBlenderを操作して、寸法どおりの3Dモデルを作り、STLで書き出します。

Blender
読み込んだ形状の面をクリックして条件を設定している画面

Studioに読み込む

形状を読み込み、固定する面や力をかける面をクリックで選びます。AIに「底を固定して上から500 N」と頼むこともできます。

STL ・ STEP ・ IGES
応力と変形の計算結果

計算して確かめる

応力・温度・流れを計算し、答えが信頼できるかを「検証済み」まで自動で判定します。

NovaSolver Studio

CAEで確かめると、何が得か

「なんとなく丈夫そう」を「計算で確かめた設計」に変えられます。会社の製品づくりにも、個人のものづくりにも効きます。

形を最適化できる

AIが形を作り、Studioが評価し、その結果を見てAIが形を直す。これを繰り返すほど、軽く、材料が少なく、それでいて強い形に近づきます。

「何kgまで大丈夫か」を数字で言える

想定する荷重に対する応力・たわみ・強さへの余裕を、メッシュ収束まで確かめた数字で出せます。仕様値や保証値を決めるときの根拠になります。

例:3Dプリントの棚受け(PLA)に約50 kg → たわみ 0.15 mm、応力は材料の強さの約1/15

ほかの商品との違いになる

同じような見た目の商品が並ぶなかで、「解析で確かめた設計」は選ばれる理由になります。カタログ、見積もり、販売ページ、クラウドファンディングで示せます。

試作の回数を減らせる

作って、壊して、直す、の繰り返しを画面の上で先に済ませます。材料費と時間を、本当に必要な試作だけに使えます。

解析の数字は、設計の根拠を示すものです。製品として保証するときは、材料のばらつきや製法の影響も考え、必要に応じて実物の試験と組み合わせてください。

解析の専門家も、高価なソフトもいらない

これまでCAEは、数百万円のソフトと専門の担当者がそろった会社のものでした。NovaSolver Studio なら、その両方がなくても始められます。

費用はゼロから

ソフトは無料・オープンソース。ライセンス料も、席数の制限もありません。

知識はAIが補う

条件の設定、メッシュ、計算、結果の読み取りまで、AIエージェントに日本語で頼めます。

どんな形でも、答えの確かさを確かめる

メッシュを自動で細かくして解き直し、答えが十分に落ち着いたかを判定します。描いたばかりの新しい形でも使えます。

必要なもの

AIエージェントとパソコンがあれば、描くところから確かめるところまで完了します。ほかは無料のソフトです。

用意するもの役割費用
AIエージェント(Claude Code、Codex など)画像を描く・Blenderでモデルを作る・Studioで条件を設定して解く、までを操作する各サービスの利用料
パソコン(Windows 10/11)すべてのソフトを動かす。メモリ16GB以上がおすすめ手持ちのもの
Blender3Dモデルを作り、STLで書き出す無料
NovaSolver Studio強度・熱・流れを計算し、答えを確かめる無料
画像生成AI(任意)形のアイデアを絵にする。手描きのスケッチや写真でもよい任意

解けるもの

解析使い道の例使うソルバ
構造(静解析)ブラケットの強度、たわみ、応力集中内蔵FEM(数秒)・CalculiX
熱(定常熱伝導)ヒートシンク、断熱、フィン内蔵FEM・CalculiX
流れ(内部流れ)配管の圧力損失、流量OpenFOAM®
物体まわりの流れ抗力・揚力、風・水の当たり方OpenFOAM®(壁面層つきメッシュ)
水冷(熱連成)冷却板、水路で冷やす部品の温度OpenFOAM®(流体と固体を同時に解く)
ヒートシンクの27面をまとめて熱伝達に設定している画面 90度エルボ管の流速分布。曲がりの後で流れが外側に寄る
標準問題での検証結果7件
問題参照解Studio の答え差
片持ち梁の先端たわみ梁理論(せん断補正つき)0.9748 mm−0.85%
穴あき板の応力集中Heywood の式 Kt = 2.5122.527+0.6%
熱伝導ブロックの熱量フーリエの法則 40 W40.000 W0.00%
冷却フィンの放熱量フィン理論 5.066 W5.064 W−0.05%
キャビティ流れ(Re=100)Ghia ら(1982)中心線 u の平均差0.12%
平行平板の流れポアズイユ流れ出口中央の流速−0.23%
球の抗力(Re=100)Schiller–Naumann Cd = 1.0921.095+0.3%

AIアシスタントに頼んで解く

MCP(Model Context Protocol)に対応しています。Claude などに「この形状の底面を固定して、上面に500 Nかけて。検証済みかも教えて」と頼むと、AIが条件を設定して解き、結果を報告します。AIの操作は画面にもそのまま映るので、人が確認できます。

汎用のコマンド実行ツールは持たせていません。AIはソルバの設定ファイルを直接書かず、確かめられた入力欄だけを埋めます。

英語表示の結果画面。検証済みでも降伏応力超えの警告を出している

はじめかた(Windows)

  1. GitHub Releases から zip をダウンロードして展開します(インストール不要)。
  2. NovaSolverStudio.exe をダブルクリックすると、ブラウザに画面が開きます。
  3. 構造と熱は、そのまま解けます(内蔵ソルバと CalculiX を同梱)。
  4. 流れの解析には OpenFOAM®(ESI版 Windows パッケージ、約200 MB)を %LOCALAPPDATA%\NovaSolverStudio\solvers\openfoam に入れます。管理者権限は不要です。

プレビュー版のためコード署名はまだありません。Windows の警告が出たら「詳細情報 → 実行」で起動できます。zip の SHA-256 は Releases ページに載せています。