$$\tau = \frac{16T}{\pi d^3},\quad \theta = \frac{32TL}{\pi d^4 G}$$
$$T = \frac{P \times 60000}{2\pi N}\text{ [N·mm]}$$
動力・回転数からトルクを自動計算。断面形状・材料を選択してせん断応力・ねじれ角・必要軸径・危険速度をリアルタイムで確認できます。
$$\tau = \frac{16T}{\pi d^3},\quad \theta = \frac{32TL}{\pi d^4 G}$$
$$T = \frac{P \times 60000}{2\pi N}\text{ [N·mm]}$$
産業機械の駆動軸設計:工場のコンベアやポンプを動かすモーターと機械の間を結ぶ軸の設計に使われます。伝達する動力と回転数から必要な軸径を決定し、過大なねじれによる精度低下を防ぎます。
自動車のドライブシャフト・プロペラシャフト:エンジンやモーターの動力を車輪やプロペラに伝える部品です。軽量化が求められるため中空断面が多用され、ツールで中空形状の最適な内径/外径比を検討できます。
工作機械の主軸:旋盤やマシニングセンターの主軸は、高い回転精度が要求されます。ツールで計算されるねじれ角が極めて小さくなるように設計され、切削力によるわずかなねじれも加工精度に直結します。
船舶・航空機の推進軸:エンジンからプロペラへ大きなトルクを伝達する長い軸です。軸の長さLが大きいためねじれ角が問題となり、さらに危険速度が常用回転域に入らないよう注意深い設計が必要です。
このツールを使い始めた人がやりがちなミスをいくつか挙げるよ。まず一つ目は、「材料のせん断弾性係数Gをデフォルト値のまま放置」すること。鋼材でも、S45CとSUS304ではGの値が違う。例えばSUS304は鋼より少し柔らかく、Gは約73,000 MPaだ。この値を変えずに計算すると、実際より大きなねじれ角を見積もってしまう恐れがある。必ず使用材料のカタログ値で確認しよう。
二つ目は、「危険速度は一つだけ」と思い込むこと。ツールが計算しているのは一次の危険速度(最も低い回転数で起こる振動)だ。しかし軸には二次、三次…と無限に危険速度が存在する。長くてスリムな軸だと、一次危険速度は十分に避けていても、二次危険速度が常用域にかかる可能性がある。ツールの結果はあくまで一次の目安と考え、高回転・長軸設計ではより詳細な振動解析が必要だ。
三つ目は、矩形断面の「長辺」と「短辺」の入力間違い。矩形のねじり剛性は辺の長さに非常に敏感で、長辺をb、短辺をhとすると、ねじり定数は $$ J = \beta h b^3 $$ の形になる(βはアスペクト比b/hで決まる係数)。ここでbとhを逆に入力すると、計算結果が数倍も違ってくる。例えば20mm x 10mmの断面で逆に入力すると、ねじり剛性は理論値の約1/4と大きく見積もられてしまう。図面と照らし合わせて慎重に入力してね。