ACIS — CAE用語解説
ACIS
ACISって「Spatial社のジオメトリカーネル」と書いてあります。カーネルって何ですか? CAEで直接触るものではないですよね?
定義
ユーザーが意識しなくても内部で使われているんですか?
そう、CADやCAEソフトの「エンジン部分」で、ユーザーが触るUIの裏でブーリアン演算(和・差・積)、フィレット、オフセット、曲面トリム、干渉チェックなどの幾何計算を担っている。HyperMesh、ANSYS Workbench、いくつかのCADソフトがACISカーネルを採用している。Spatial社はDassault Systèmesの傘下にある。
CAEデータ交換における役割
ParasolidとACISって名前を両方聞きますが、何が違うんですか?
どちらも3Dジオメトリカーネルだが別会社の製品だ。ParasolidはSiemens製(Solid Edge/NXで使用)、ACISはSpatial製。SolidWorksはParasolidベース。CATIAはV5まではACIS系だったが今はSpatial/CGMOGE。両者のネイティブ形式はXT(Parasolid)とSAT(ACIS)で、STEP/IGESを経由するよりネイティブ形式での受け渡しの方がジオメトリの精度が高い。
CAE前処理でモデルを読み込んだとき形状が壊れる原因って、カーネルの違いが関係していますか?
直接の原因になることがある。STEP変換を介するとサーフェス間のギャップやオーバーラップが生じて「汚いジオメトリ」になりやすい。これがHyperMeshやANSAでGeometry Cleanupに多大な時間がかかる理由の一つだ。同一カーネル同士(例えばACIS→ACISのSAT受け渡し)の方が変換精度が高いため、前処理ツールの選定時にどのカーネルに対応しているかを確認するのは重要だよ。
関連用語
ACISと関連する重要な概念を教えてください。
ジオメトリカーネルの存在を知ることで、「なぜ形状が壊れるか」の根本原因が分かるんですね。STEP変換の精度リスクを意識した前処理が大事ですね!
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