ソルバー — CAE用語解説
ソルバー
CAEの解析で「ソルバーを回す」って言いますけど、ソルバーって正確には何をしてるんですか?
ざっくり言うと、メッシュ分割されたモデルから組み立てられた何万〜何億元の連立方程式を解く計算エンジンだよ。プリプロセッサが問題を準備して、ソルバーが数学的に解いて、ポストプロセッサが結果を可視化する。ソルバーは真ん中の心臓部だね。
定義
直接法と反復法って何が違うんですか?
直接法(例:LU分解、Cholesky分解)は連立方程式を厳密に一発で解く方法。精度は高いけど、自由度が増えるとメモリと計算時間がすごく増える。10万自由度くらいまでなら現実的だね。反復法(例:CG法、GMRES法)は近似解を繰り返し改善して収束させる方法。100万自由度以上の大規模問題ではほぼ反復法一択だよ。
例えば自動車のボデー解析で500万要素だと、どっちを使うんですか?
そのスケールなら反復法がメインだね。ただし最近はマルチフロンタル法のような「直接法の並列版」も進化していて、NastranのSPARSEソルバーやMUMPSなどは数百万自由度でも直接法で解けるケースがある。問題の種類(対称か非対称か、正定値か否か)でも最適なソルバーは変わるよ。
CAEにおける位置づけ
ソルバーが収束しないときは、何が問題なんですか?
非線形問題でNewton-Raphson法が収束しない場合は、荷重ステップが大きすぎるか、接触条件が不安定か、材料モデルに問題があることが多い。反復法ソルバーが収束しない場合は、前処理行列(プリコンディショナー)の選択が悪いか、メッシュ品質に問題がある可能性がある。ログファイルの残差推移を見るのが第一歩だね。
関連用語
ソルバー選びで参考にすべき関連概念はありますか?
前処理とセットで理解するのが大事。ソルバーに入れるデータの質が結果を決めるからね。
- 直接法
- 反復法
- 前処理
収束しないときはまずログを見る、覚えておきます。残差の推移ってそんなに情報量あるんですね。
残差が発散してるのか振動してるのか、どのステップで止まったか、それだけでも原因の切り分けができるよ。ソルバーのログは宝の山だから、必ず目を通す習慣をつけて。
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