API 579 — CAE用語解説

カテゴリ: 用語集 | 2026-01-15
CAE visualization for api 579 - technical simulation diagram

API 579

🧑‍🎓

先生、API 579って聞いたことありますけど、CAEとどう関係するんですか?


🎓

API 579はAPI/ASME規格の適合性評価(FFS: Fitness-For-Service)のこと。石油・ガス・化学プラントで使われている圧力容器や配管に「腐食や亀裂があっても、まだ安全に使えるか?」を定量的に評価するための規格だよ。


🧑‍🎓

「まだ使えるか」の判定? 交換せずに使い続けるための基準ですか?


🎓

そういうこと。プラント設備って、製造時の設計規格(ASME BPVなど)は新品前提だけど、実際には使用中に腐食・疲労・クリープ・変形が起きる。API 579はそういう損傷を評価して「使用限界はどこか」を三段階(Level 1/2/3)で判断する仕組みを提供するんだ。


🧑‍🎓

Level 1/2/3ってどう違うんですか?


🎓

Level 1が保守的な簡易評価(公式や図表で判定)、Level 2は少し詳細な解析的評価、Level 3はFEM等を使った高度解析。CAEエンジニアが登場するのは主にLevel 3で、実際の損傷形状をFEMでモデル化してJ積分やSIFを計算する作業が必要になる。


🧑‍🎓

j積分やSIF——破壊力学の話ですね。実務ではどんな損傷が多いですか?


🎓

プラントでよく出てくるのは「一般腐食」と「局所腐食」、あと「クラック様欠陥(crack-like flaw)」。一般腐食は肉厚が均一に減る、局所腐食は小さなくぼみ(ピット)が深く入る。後者をLevel 3でFEM評価するとき、半楕円き裂モデルを使ってき裂先端応力を計算する。


🧑‍🎓

なるほど。関連用語も教えてください!


🎓
  • ASME BPV
  • 破壊力学
  • 腐食

  • 🧑‍🎓

    API 579はただの規格じゃなくて、FEMと破壊力学が直結してるんですね。実務で使えそうです。


    🎓

    そう。特に検査で「腐食深さ何mm」というデータが来たとき、API 579 Level 3でFEMモデルを作って残余寿命を計算するのは石油・ガス業界のCAEエンジニアの典型的な仕事の一つだよ。


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