EMI — CAE用語解説
EMI
先生、EMIとEMCって違う概念なんですか? 混乱してしまって…
ざっくり言うと、EMI(Electromagnetic Interference:電磁干渉)はEMCの「加害側」の問題だ。EMCは「出す側と受ける側の両方を考えたシステムの適合性」、EMIは「不要な電磁エネルギーを外部に放出してしまう現象」に焦点を当てている。インバータやスイッチング電源が出す高調波ノイズはEMIの典型例で、このノイズが他の機器の動作を乱すとEMC上の問題になる。CISPR(国際無線障害特別委員会)が定める規格はEMIの限界値を規定していて、設計段階でFEMや回路シミュレーションで限界内に収める設計が求められる。
定義
EMIの発生源ってどんなものがありますか?
大きく「伝導EMI」と「放射EMI」の2種類がある。伝導EMIはスイッチング素子(IGBT、SiC-MOSFET)の急峻なdV/dtによって電源ラインを通じてノイズが伝わるもので、LISN(線形インピーダンス安定化ネットワーク)での測定が義務付けられている。放射EMIはケーブルや基板パターンがアンテナとして機能して空間に電磁波を放射するもので、電波暗室での測定になる。EV/HVのDC-DCコンバータやインバータはどちらも問題になりやすく、EMIフィルター設計(コモンモードチョーク+Xコンデンサ+Yコンデンサ)をSPICEと組み合わせたCAEで事前検証するよ。
関連用語
EMIは「加害者」の問題で、EMCはそれを含むシステム全体の適合性なんですね!
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Project NovaSolver — CAE実務の課題に向き合う研究開発
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