マルチスケール — CAE用語解説
マルチスケール
先生、マルチスケール解析ってミクロとマクロをつなぐ手法ですか?
定義
定義を教えてください。
マルチスケール解析は、異なるスケール(原子→ミクロ→メソ→マクロ)の物理をつなぐ手法だ。例えば複合材の強度を予測するのに、繊維とマトリクスのミクロ構造をRVE(代表体積要素)で解いて、そこから得た等価特性をマクロの構造解析に渡すんだよ。
なぜ全部をミクロで解かないんですか?
自動車の部品に含まれる繊維を1本1本モデル化すると要素数が10¹⁵個くらいになって、地球上のスパコンを全部使っても解けない。だからミクロの情報をマクロに「橋渡し」するのがマルチスケールの本質なんだ。
CAEにおける位置づけ
実務ではどう使いますか?
CFRP部品の設計が代表例。Digimatのようなツールで繊維配向のミクロモデルから弾性定数と強度を予測し、それをマクロの構造FEMの材料データとして使う。射出成形シミュレーション(Moldflow)の繊維配向結果と連携するワークフローもあるよ。
研究ではもっと小さいスケールも扱いますか?
分子動力学(MD)→粗視化MD→連続体FEM、という階層的マルチスケールが研究されてる。ポリマーの粘弾性をMDから予測したり、金属の結晶塑性をDFT(密度汎関数理論)から導出したり。実用化はまだ先だけど将来性のある分野だよ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
ミクロの知識をマクロに活かす——CAEの最前線ですね。
RVEの均質化から入ると概念が掴みやすいよ。
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
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