CMS法(Component Mode Synthesis) — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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CMS法(Component Mode Synthesis) — トラブルシューティングガイド

CMS法のトラブル

🧑‍🎓

CMS法でよくあるトラブルは?


CMS結果が直接解と合わない

🎓

確認項目:

1. 保持モード数が不足 — 着目振動数の2倍まで保持しているか

2. 界面DOFの欠落 — 接続点のDOFが全て定義されているか

3. 残余モード(RESVEC) — 高次モードの寄与を静的補正で追加しているか


🧑‍🎓

残余モードがないとどうなりますか?


🎓

保持モード数が不足している場合、高次モードの寄与が失われる。残余モードを追加することで、少ないモード数でも精度が大幅に改善される。Nastranの RESVEC=YES が推奨。


サブストラクチャの結合でエラー

🎓

界面DOFの整合性が取れていない。確認:


縮約モデルのファイルが大きすぎる

🎓

保持モード数が多すぎる or 界面DOFが多すぎる。削減策:


まとめ

🧑‍🎓

CMS法のトラブル対処、整理します。


🎓
  • 直接解と不一致 → モード数不足。RESVEC追加。界面DOF確認
  • 結合エラー → 界面の座標・DOF・単位系の整合性
  • ファイル大きすぎ → モード数と界面DOF数の削減
  • 必ず直接解との比較で検証 — CMS法は近似だから検証が不可欠

  • Coffee Break よもやま話

    CMS縮退モデルで振動数がずれる場合

    CMSの精度が悪い(フルモデルとの差>2%)とき、最も多い原因は内部自由度の縮退モード数の不足だ。使用する周波数の上限が3000Hzなら、少なくとも4500〜6000Hz以下の全内部固有モードを使う必要がある。過剰な打ち切りは高次モードに誤差を累積させる。また境界節点の自由度設定ミス(回転自由度の欠落等)も精度低下の原因となる。

    トラブル解決の考え方

    「解析が合わない」と思ったら

    1. まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
    2. 最小再現ケースを作る——CMS法(Component Mode Synthesis)の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
    3. 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
    4. 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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