衝撃応答スペクトル(SRS) — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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CAE visualization for shock response spectrum troubleshoot - technical simulation diagram
衝撃応答スペクトル(SRS) — トラブルシューティングガイド

SRSのトラブル

🎓
  • SRSが規格を超える → 構造の固有振動数が衝撃のエネルギーの多い帯域にある。防振/免震を検討
  • SRSの計算がスムーズでない → $\Delta t$が粗い。時刻歴の時間解像度を上げる
  • $Q$の値による差が大きい → 感度分析で$Q = 10$と$Q = 50$の両方を評価

  • Coffee Break よもやま話

    SRSのノッチは試験機特性が映り込んでいる

    実測SRSに局所的な深いディップ(ノッチ)が現れる場合、真の構造応答ではなく試験機(シェーカー)や治具の共振による「試験機ノイズ」が原因のことが多い。MIL-STD-810では試験機共振の影響を排除するために試験治具を超低減衰設計とし、ベアプレートでの参照SRS測定を義務付けている。解析側で現れるノッチは数値積分の時間刻み(Δt)不足が主因で、Δtを1/10以下にすると消えることが多い。

    トラブル解決の考え方

    「解析が合わない」と思ったら

    1. まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
    2. 最小再現ケースを作る——衝撃応答スペクトル(SRS)の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
    3. 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
    4. 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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