構造解析 — 接触非線形
接触解析は、部品同士の触れ合いを「条件次第で力を伝えたり離れたりする境界」として解く、構造非線形の中で最も収束トラブルが多い分野です。接触状態(開/閉/滑り)が解の一部として決まるため反復計算が必須で、剛体変位・チャタリング・初期貫入といった定番の失敗パターンがあります。トラブルの9割は接触設定に帰着する、というのが実務の共通認識です。
収録記事「Augmented Lagrangian法」は、ペナルティ法(貫入が残る)とLagrange乗数法(自由度が増え不安定)の欠点を補う標準的定式化で、貫入許容値と反復収束の関係を解説します。「Coulomb摩擦モデル」は、静止/滑りの切替が生む数値的困難とその正則化、摩擦係数の感度評価(摩擦係数は±50%の不確かさで振って評価すべき量)を扱います。
収録記事
接触解析