Tresca降伏条件 — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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CAE visualization for plasticity tresca troubleshoot - technical simulation diagram
Tresca降伏条件 — トラブルシューティングガイド

トラブル

🎓
  • von MisesとStress Intensityが大きく異なる → 応力状態が二軸/三軸。差は最大15%で正常
  • ASME評価でStress Intensityが出力されない → ポストプロセッサの設定確認。$\sigma_1-\sigma_3$を手動計算

  • Coffee Break よもやま話

    角部での収束不良への対処

    TrescaモデルをFEMで解く際、主応力がほぼ等しい状態(Lode角θ≈30°)では降伏面の角部に応力状態が近づき反復解法が振動・不収束になる。対策としてAbaqusはTrescaをvon Misesで近似する選択肢を提供しており、誤差0.5%以内でほぼ同等の解が得られる。角部検出パラメータを調整するのも有効だ。

    トラブル解決の考え方

    「解析が合わない」と思ったら

    1. まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
    2. 最小再現ケースを作る——Tresca降伏条件の問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
    3. 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
    4. 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
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