熱解析 — 強制対流
強制対流は、ファン・ポンプで駆動される流れによる熱伝達を扱います。実務の中心は「熱伝達係数hをどう見積もるか」で、無次元数の相関式(Nu=f(Re,Pr))が長年の実験蓄積として整備されています。CFDが普及した今も、相関式は初期見積り・CFD結果の妥当性チェック・1D熱回路への還元という3役で現役です。
収録記事は3本。「Dittus-Boelter相関式」は管内乱流熱伝達の最頻出相関(適用範囲と精度±25%という限界を含む)、「円柱周りの強制対流」は外部流の代表問題(Churchill-Bernstein相関と剥離の影響)、「ピンフィンアレイの伝熱」はヒートシンク設計の実務(ピン配列・バイパス流の影響)を扱います。相関式とCFDの結果が大きくずれたらまず疑うべき点、という実務チェックリストとしても読めます。