一時停止中はスライダーを動かすと結果が即座に更新されます。
吸収エネルギーはハンマーの位置エネルギー差(振り上げ高さ h₁ と振り上がり高さ h₂ の差)で求まります。
破壊様式は延性-脆性遷移曲線に従います:$E_{CVN}(T) = \frac{USE+LSE}{2}+\frac{USE-LSE}{2}\tanh\!\left(\frac{T-DBTT}{C}\right)$
検証例:m=20 kg, θ₁=150°, L=0.8 m → h₁≈1.49 m, 位置エネルギー≈293 J。
CVN衝撃エネルギー対温度曲線(tanh近似)をリアルタイム描画。DBTT・USE・LSEのパラメータ調整、照射脆化シフト、溶接HAZ曲線を可視化。
一時停止中はスライダーを動かすと結果が即座に更新されます。
吸収エネルギーはハンマーの位置エネルギー差(振り上げ高さ h₁ と振り上がり高さ h₂ の差)で求まります。
破壊様式は延性-脆性遷移曲線に従います:$E_{CVN}(T) = \frac{USE+LSE}{2}+\frac{USE-LSE}{2}\tanh\!\left(\frac{T-DBTT}{C}\right)$
検証例:m=20 kg, θ₁=150°, L=0.8 m → h₁≈1.49 m, 位置エネルギー≈293 J。
原子炉圧力容器の健全性評価:中性子照射による脆化シフト(ΔT)を定量的に評価するために不可欠です。ASME規格では、運転履歴に基づいてDBTTのシフトを計算し、緊急時の冷却(加圧熱衝撃: PTS)事象においても脆性破壊が起きないことを確認します。
船舶・海洋構造物の材料選定:北極海航路の砕氷船や低温海域での海洋プラットフォームでは、想定される最低海水温を大きく下回るDBTTを持つ鋼材(高靭性鋼)の採用が求められます。USEとLSEの値は設計上の重要な材料定数です。
自動車・鉄道車両の衝突安全性:衝撃吸収部品に使用される鋼材が、冬季の低温環境下でも十分な延性(高い衝撃エネルギー吸収能力)を保つことを確認するために試験が行われます。FEMを用いた衝突シミュレーションでは、温度依存の材料データとしてこの曲線が入力されます。
溶接部の評価:溶接熱影響部(HAZ)は組織が変化し、母材よりもDBTTが上昇(脆化)することがあります。シミュレーターの「溶接HAZ曲線」機能は、この局部脆化を考慮した構造物の健全性評価に活用されます。
「シャルピー衝撃試験では、延性-脆性遷移温度(DBTT)が一意に決まる」と思いがちですが、実際にはDBTTは試験片の採取位置や試験速度、切欠き形状に依存し、さらにtanh近似によるフィッティングの範囲や基準エネルギー(例:41J、0.9mmラテラルエクスパンション)によって定義が異なるため、複数のDBTT値が存在し得ます。注意点として、照射脆化シフト量は材料の化学成分や中性子フルエンスに強く依存するため、単一のシフト値で全温度域の挙動を代表させることはできません。また、溶接HAZ曲線は母材と異なる微視組織を持つため、同一のUSE(上部棚エネルギー)や遷移挙動を仮定すると誤った評価につながります。
API X65パイプライン鋼(降伏強度450MPa)のシャルピー試験を想定:USE=280J、LSE=20J、DBTT=+15°C、傾きC=30を入力すると、-40°C時のCVN値は約26J、0°C時は約90Jと算出されます。照射脆化シフトΔT=+50°Cを与えると照射後DBTTは+65°Cへ移行し、-40°C時のCVNは約20Jまで低下します。このように使用温度がDBTTを下回る条件では吸収エネルギーが急減するため、低温環境で使う場合は材料選定の見直しが必要と判断できます。