理論式
Neuber: $q = \dfrac{1}{1 + \sqrt{a/\rho}}$
Peterson: $q = \dfrac{1}{1 + a/\rho}$
$K_f = 1 + q(K_t - 1)$
$a = 0.0254 \left(\dfrac{1379}{S_u}\right)^4$ mm
$S_{e,\text{notch}} = S_e / K_f$
応力集中係数Ktと切欠き半径ρを入力し、NeuberとPetersonの2手法でノッチ感度qとKfをリアルタイム計算。修正疲労限度と修正グッドマン線図も即座に可視化します。
Neuber: $q = \dfrac{1}{1 + \sqrt{a/\rho}}$
Peterson: $q = \dfrac{1}{1 + a/\rho}$
$K_f = 1 + q(K_t - 1)$
$a = 0.0254 \left(\dfrac{1379}{S_u}\right)^4$ mm
$S_{e,\text{notch}} = S_e / K_f$
ノッチ感度指数qは、材料が切欠きによる応力集中に対して、実際の疲労強度低下にどれだけ影響されるかを表す無次元指数です。切欠き半径ρが大きい(鈍い切欠き)ほど、また材料が強いほど、qは小さくなります。
$$q = \dfrac{1}{1 + \sqrt{a/\rho}}\quad \text{(Neuber)}$$ $$q = \dfrac{1}{1 + a/\rho}\quad \text{(Peterson)}$$$a$: 材料固有の長さスケール (mm), $\rho$: 切欠き先端半径 (mm)。Neuberの式はPetersonに比べ、同じ条件でより大きなq(材料がより敏感)を与える傾向があります。
疲労切欠き係数$K_f$は、ノッチ感度指数$q$と理論応力集中係数$K_t$から求められます。平滑材の疲労限度$S_e$を$K_f$で割ることで、切欠きを持つ部品の疲労限度$S_{e,\text{notch}}$が得られます。
$$K_f = 1 + q(K_t - 1)$$ $$S_{e,\text{notch}}= \frac{S_e}{K_f}$$$K_t$: 理論応力集中係数, $S_e$: 平滑材の疲労限度 (MPa)。$K_f$は常に$1 \leq K_f \leq K_t$を満たし、これが実際の設計で考慮すべき疲労強度低減倍率となります。
自動車・航空機エンジン部品:クランクシャフトのオイル穴周辺や、コネクティングロッドのボス部など、高い繰返し応力を受ける部位の疲労寿命予測に必須です。CAEで求めたKtと材料データからKfを算出し、安全寿命を評価します。
機械構造物の溶接部評価:溶接ビードの付け根は典型的な切欠きとなります。溶接部の疲労強度を評価する際、ビードの形状(半径ρ)を考慮してKfを決定し、設計許容応力を設定します。
軸類の段付き・溝設計:モータの回転軸や減速機の歯車軸など、段差やキー溝を持つ軸の設計では、応力集中を軽減するために適切なフィレット半径を決定します。本ツールで半径を変えながらKfの変化を確認し、最適な形状を探ります。
材料選定と熱処理効果の評価:引張強さSuが高い材料ほど材料定数aが小さくなり、切欠き感度が高まります。高強度鋼を用いる場合、切欠きに対する注意がより必要であることを、本ツールでSuを変化させて実感できます。