Adams — CAE用語解説
Adams
AdamsってMSCのソフトですよね? 「多体動力学」と書いてあるけど、普通の構造解析(FEM)とどう違うんですか?
定義
「機構解析」という言葉もありますが、サスペンションのアームが上下するような動きを解析するんですか?
ざっくり言うと「複数の剛体部品がジョイントでつながったシステムの動き」を時刻歴で計算するソフトだ。FEMが「部品の中に発生する応力・変形」を精細に計算するのに対して、Adamsは「システム全体の運動」が主役。自動車のサスペンションなら、路面の凹凸に対してアーム・ばね・ダンパー・タイヤが連動してどう動くかを計算し、そのときの各ジョイントに働く荷重を求める。
CAEソフトウェアとしての位置づけ
Adamsで求めた「荷重」をFEMに入力するんですか? 2段階で使うんですね。
そう、それが実務の定番ワークフローだ。Adams(多体動力学)で最悪ケースの動荷重(例:路面段差走行時のサスペンションアームへの荷重時刻歴)を求め、その荷重をNastran/Abaqusに入力して疲労強度を評価する。Adamsは「どんな荷重がかかるか」、FEMは「その荷重で部品は大丈夫か」という役割分担だ。
Adamsと競合するソフトはありますか? RecurDynという名前も見たことがあります。
RecurDynはFunctionBay社の多体動力学ソフトで、大規模な柔軟体(弾性変形するリンク機構)の解析に強い。Adamsは可剛体・柔軟体どちらも扱え、自動車業界での実績が豊富。LMS Virtual.Lab(現Simcenter 3D)はNVH連成にも優れている。用途や業界によって選択が変わるが、多体動力学ソルバーとしてはAdamsが最もシェアが大きい。
関連用語
多体動力学解析を理解するために合わせて知っておくべき用語を教えてください。
「動きを計算するAdams」と「応力を計算するFEM」の連携が構造設計の基本ワークフローなんですね!
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
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