ANSYS Mechanical — CAE用語解説
ANSYS Mechanical
ANSYS Mechanicalって、AbaqusやNastranと同じ汎用FEMソルバーですよね。どれを選べばいいか正直迷っています。
定義
Workbenchの中のMechanicalと、単体のMechanicalAPDLは別物ですか?
別物だ。Mechanical APDL(旧ANSYS Classic)はコマンドラインベースの旧来のインターフェースで、スクリプト中心の操作が主体。Ansys Mechanical(Workbench版)はGUIベースで、Workbench内の他ツール(Fluent・Maxwell等)との連成が容易だ。現在の主流はWorkbench版で、大半のユーザーがGUIで操作する。ただし細かいキーワード設定(特殊な接触・要素設定)ではAPDLコマンドを埋め込む使い方が実務で残っている。
CAEソフトウェアとしての位置づけ
AbaqusとMechanicalを比べたとき、どちらが優れている、という明確な差はありますか?
得意な分野が違う。MechanicalはANSYSエコシステムとの統合(FluentのCHT連成・Maxwellの電磁熱連成・Discoveryの探索連成)が抜群で、マルチフィジックスを1つのWorkbenchで完結させたい場合に優れる。Abaqusは非線形材料(ゴム・塑性・クリープ)と接触アルゴリズムの豊富さ、Pythonスクリプトによる自動化の自由度、複合材・タイヤ解析での実績が評価が高い。自動車の衝突はLS-DYNAが強く、Mechanicalはその分野では主役ではない。
プリポスト(Ansys Mechanical自体)はソルバーとは独立していますか?
Workbench版MechanicalのGUIはANSYSソルバーと統合されているが、APDL入力ファイル(.inp)を手書きして別途実行することもできる。また他社ソルバーとの連携(例:Mechanicalで前処理してNastranに出力)は制限があり、プリポストを分離してHyperMeshや ANSAを前処理に使う大手メーカーも多い。
関連用語
ANSYS Mechanicalに関連する概念を整理してください。
Workbenchとの統合がMechanicalの最大の強み。FluentやMaxwellと組み合わせたマルチフィジックスを1プラットフォームで完結できるのはANSYSならではですね!
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