フルード数 — CAE用語解説
フルード数
先生、フルード数ってReynolds数と並んでよく出てきますけど、何がどう違うんですか?
定義
まずフルード数の定義を教えてください。
フルード数は慣性力と重力の比を表す無次元数で、Fr = V / √(gL) と定義される。Reynolds数が粘性との比なのに対して、フルード数は重力との比だから、水面がある流れで特に重要になるんだ。
なるほど、水面がある流れ専用の指標みたいなものなんですね。Fr = 1 って何か特別な意味がありますか?
Fr = 1 は「臨界流」と呼ばれる境目だね。それより小さければ常流、大きければ射流。跳水現象ってあるでしょ? 射流が常流に遷移するときに水面がバッと跳ね上がる。あれはまさにフルード数が1をまたぐ現象なんだ。
流体解析における役割
CFDのシミュレーションだとフルード数はどう使うんですか?
例えば船の造波抵抗を計算する場面。模型試験でもCFDでも、フルード数を合わせないと波のパターンが全く変わってしまう。あと、LNGタンクのスロッシング解析でも、タンク長さと揺動速度からフルード数を算出して共振条件を判定するよ。
スロッシングもフルード数が関係するんですね。自由表面がある問題全般で意識する必要がありそうだ。
その通り。逆に言えば、密閉管路の流れみたいに自由表面がない問題ではフルード数は出番がない。どの無次元数が支配的かを見極めるのが、流体解析の最初の一歩だよ。
関連用語
フルード数と一緒に覚えておくべき用語って何ですか?
この3つはセットで覚えておくといいよ。
VOF法で自由表面を追跡するときに、フルード数で流れの性質を判断するわけですね。つながりがよくわかりました。
そういうこと。無次元数は解析手法を選ぶ羅針盤みたいなものだから、物理的な意味をしっかり押さえておこう。
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