非圧縮性 — CAE用語解説
非圧縮性
先生、非圧縮性ってCAEでどういうときに問題になるんですか?
定義
まず定義を教えてください。
非圧縮性は、変形しても体積が変わらない性質のこと。ゴムのような材料のポアソン比が0.5に近い場合や、水のような流体がこれにあたる。CAEでは体積ロッキングという厄介な問題を引き起こすんだ。
体積ロッキングってどうなるんですか?
通常の要素で非圧縮材料を解くと、要素がガチガチに硬くなって変形がほとんど出なくなる。実際はゴムは柔らかいのに、FEMの結果だと鋼より硬い…なんてことが起きるんだ。
流体解析における役割
それってどうやって対処するんですか?
混合法(u/p定式化)が定番だね。変位と圧力を独立な未知数として扱う。AnsysやAbaqusでは「ハイブリッド要素」とか「mixed formulation」と呼ばれてる。例えばゴムパッキンの圧縮解析では必須の設定だよ。
流体でも非圧縮性は重要ですよね?
もちろん。水の流れをCFDで解くとき、非圧縮の仮定を使えばエネルギー方程式を省略できて計算が軽くなる。マッハ数0.3以下の低速流れは非圧縮として扱うのが一般的だね。
関連用語
関連用語も確認しておきたいです。
非圧縮性って構造でも流体でも大事なんですね。要素選びの段階で気をつけないと…
ポアソン比が0.45を超えたら体積ロッキングを警戒する、と覚えておくといいよ。ゴム、生体組織、ゲル系の材料を扱うときは真っ先にチェックしよう。
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