インダクタンスマップ — CAE用語解説
インダクタンスマップ
先生、インダクタンスマップって何ですか?モーター設計で使うって聞きましたが…
定義
どういうものか教えてください。
インダクタンスマップは、回転子の角度や電流の大きさをパラメータにして、d軸・q軸のインダクタンスを2次元や3次元のテーブルにまとめたものだよ。モーターの制御設計に不可欠なデータだ。
d軸・q軸ってモーターの座標系ですよね。なぜ角度と電流の両方で変わるんですか?
鉄心の磁気飽和が原因だ。電流が大きいと鉄が飽和してインダクタンスが下がる。さらにIPMモーターだと磁石の位置でd軸とq軸の磁路が違うから、角度によっても変わるんだ。
電磁気解析における役割
このマップはどうやって作るんですか?
FEMの電磁場解析で、電流位相と振幅を細かく振った解析を何百ケースも回す。JMAGやAnsys Maxwellでは自動パラメトリック解析機能があるから、設定さえすればバッチで回せるよ。
何百ケースって大変ですね…計算時間はどのくらいかかるんですか?
1ケースが2D解析で数分だとしても、500ケースで丸一日くらい。でもこのマップなしではMTPA制御や弱め磁束制御の設計ができないから、EV開発では必須の工程なんだ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
マップの精度がモーターの制御性能に直結するんですね。FEMの重要性がよく分かりました。
最近は機械学習でFEMの計算点を効率的に選ぶ手法も出てきてる。興味があったら調べてみて。
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