メッシュ依存性 — CAE用語解説
メッシュ依存性
先生、メッシュ依存性ってメッシュを変えると結果が変わる問題ですよね?
定義
定義を教えてください。
メッシュ依存性は、メッシュの粗さや形状によってFEMの結果が変わる現象だ。理想的にはメッシュを十分細かくすれば正解に収束するんだけど、材料の軟化挙動やき裂進展では「メッシュが細かいほど結果が変わり続ける」病的な依存性が出ることがあるんだよ。
収束しないメッシュ依存性って怖いですね。どういう場面で起きますか?
ひずみ軟化を伴う破壊解析が典型。メッシュを細かくするとき裂帯(ダメージゾーン)の幅が要素サイズに追従してどんどん細くなり、エネルギー吸収量が消えてしまう。これを「メッシュ依存性」と呼ぶんだ。
メッシュ生成における役割
対策はあるんですか?
非局所モデル(非局所連続体損傷力学)やコヒーシブ要素で破壊エネルギーをメッシュに依存しないように定義する。Abaqusのコンクリート損傷塑性モデルでは特性長さ(要素サイズに比例)で破壊エネルギーを正規化する機能があるよ。
通常の構造解析でもメッシュ依存性はありますか?
応力集中部の応力値は常にメッシュ依存。き裂先端の特異応力は理論的に無限大だから、メッシュを細かくするほど値が上がる。こういう場合は応力値そのものではなく、J積分のような経路独立の量で評価するのが正しいやり方だよ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
メッシュを細かくすれば良いとは限らないケースがあるんですね。
メッシュ収束性の確認は義務。ただし「収束しない」ことに気づくのも重要なスキルだよ。
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