GCI — CAE用語解説
GCI
先生、CFDの結果報告で「メッシュ収束性を確認しろ」って上司に言われたんですけど、GCIっていう指標があるらしいですね。どうやって使うんですか?
定義
GCIの定義を教えてください。
GCI(Grid Convergence Index)は、メッシュを変えた複数の解析結果からRichardson外挿を使って、離散化誤差を定量的に推定する指標だよ。Roacheが提案した手法で、「このメッシュでの解は、メッシュ幅ゼロの厳密解からこれくらいずれている」というのをパーセンテージで示してくれるんだ。
具体的にはどうやって計算するんですか?
粗いメッシュ、中くらいのメッシュ、細かいメッシュの3つで同じ問題を解いて、着目する物理量(例えば抗力係数)を比較する。メッシュ比と解の変化から外挿次数を求めて、GCI値を算出する。一般にGCIが数%以下なら「メッシュ収束している」と言えるんだ。
数値解法における役割
わざわざ3回も解析を回すのは大変ですね。現場では本当にやるんですか?
ASME V&Vガイドラインやジャーナル論文の査読では、GCI評価を求められることが増えてるよ。特に安全性に関わる問題、例えば原子力の熱水力解析や航空の空力設計では、GCIを示さないと結果の信頼性が認められないこともある。
メッシュを2倍に細かくして解が変わらなければOKと思ってたんですけど、それだけじゃ不十分なんですね。
「変わらない」を感覚で判断するのと、GCIで定量的に示すのとでは説得力が全然違う。上司やクライアントへの報告でも「GCI 2%以下です」と言えれば信頼度が格段に上がるよ。
関連用語
GCIに関連する用語も教えてください。
メッシュ収束性と数値解法の基礎として、このあたりを押さえておこう。
Richardson外挿がGCIの数学的な基盤になってるんですね。さっそく3段階のメッシュで試してみます。
メッシュ比は1.3倍以上にするのが推奨されてるよ。やってみると、どこで収束していてどこが怪しいか一目でわかるから、解析の質が上がるはずだ。
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