多相流 — CAE用語解説
多相流
先生、多相流ってCFDでどう扱うんですか?
定義
定義を教えてください。
多相流は、気体・液体・固体のうち2つ以上の相が共存する流れだ。気液二相流(沸騰、スロッシング)、気固二相流(粉体輸送)、液固二相流(スラリー)が代表的。単相流と比べてモデリングが格段に複雑になるよ。
CFDではどんなモデルを使いますか?
主に3つ。①VOF法(界面追跡、自由表面流れ)②Euler-Euler法(分散相、気泡流やスラリー)③Euler-Lagrange法(個々の粒子/液滴を追跡)。界面がシャープならVOF、分散した多数の粒子ならEuler系を選ぶんだ。
流体解析における役割
実務ではどんな問題に出会いますか?
自動車の燃料タンク(スロッシング→VOF)、冷却系の沸騰(沸騰モデル→Euler-Euler)、排気中の粒子状物質(DPM→Euler-Lagrange)。原子力のBWR炉心の沸騰二相流や、化学プラントの気泡塔もメジャーな応用だよ。
計算コストは単相流の何倍くらいですか?
VOFで2〜5倍、Euler-Eulerで5〜10倍。相間の相互作用モデル(抗力、揚力、仮想質量力)の設定が結果に大きく影響するし、メッシュ解像度も界面を捉えるために細かくする必要がある。多相流は「CFDの上級」と言っていい分野だよ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
3つのモデルの使い分けが重要なんですね。まずはVOFから入門してみます。
ダムブレイクのVOFシミュレーションが入門に最適。OpenFOAMのinterFoamで試してみて。
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