支持力係数:$N_q = e^{\pi\tan\phi}\tan^2(45+\phi/2)$,$N_c = (N_q-1)\cot\phi$,$N_\gamma = 2(N_q+1)\tan\phi$
許容支持力:$q_{allow}= q_{ult}/FS$ 弾性沈下:$S_e = \dfrac{qB(1-\nu^2)}{E}I_f$
テルツァーギ・マイヤーホフ式による極限支持力・許容支持力をリアルタイム算出。形状係数・深さ係数・偏心補正・弾性沈下量に対応。
支持力係数:$N_q = e^{\pi\tan\phi}\tan^2(45+\phi/2)$,$N_c = (N_q-1)\cot\phi$,$N_\gamma = 2(N_q+1)\tan\phi$
許容支持力:$q_{allow}= q_{ult}/FS$ 弾性沈下:$S_e = \dfrac{qB(1-\nu^2)}{E}I_f$
建築物の直接基礎設計:戸建住宅や中低層ビルの布基礎・べた基礎の設計で最も基本的な計算に用いられます。調査で得られた地盤強度パラメータ(c, φ)を入力し、必要な安全率(通常FS=3)を確保できる基礎寸法(B, Df)を決定します。
仮設構造物の基礎検討:クレーン基礎や工事用足場の支持力評価では、短期間の使用を想定して安全率FS=2とすることが多く、このツールでパラメータを変えながら経済的な基礎計画を立てられます。
CAE/FEM解析の前処理・検証:PLAXISやABAQUSなどで詳細な地盤構造連成解析を行う前に、本ツールで大まかな支持力を算定し、解析モデルや結果の妥当性をチェックする「サニティチェック」として活用されます。
特殊条件の影響評価:偏心荷重(例えば建物端部の柱)や不同沈下のリスク評価に役立ちます。ツールの「偏心量e」を調整することで、荷重の偏心が支持力低下に与える影響を即座に確認できます。
この計算式を使い始めるとき、いくつか陥りがちな落とし穴があるんだ。まず「粘着力cと内部摩擦角φの関係」。粘土と砂では、この二つのパラメータの扱いが根本的に違う。例えば、飽和粘土(φ≈0)では、短期的な支持力は粘着力cだけで計算するけど、長期的には水が抜けて強度が変わってくる(圧密沈下)。逆に砂(c≈0)は内部摩擦角φが全てで、地下水位が上がると水中重量を考慮しないと過大評価になる。ツールで「γ(土の単位体積重量)」を18kN/m³から10kN/m³(水中重量)に変えると、支持力がガクンと落ちるのが確認できるよ。
次に「安全率FSのマジックナンバー化」。住宅基礎でFS=3を使うことが多いけど、これは万能じゃない。例えば、地盤調査データが豊富で変動性が低い場合や、許容沈下量が厳しくない仮設構造物では、FS=2.5でも検討できる。逆に、不同沈下に敏感な精密機械の基礎なら、支持力だけでなく沈下量計算を必ず併用する必要がある。このツールの「沈下量」タブは、支持力計算とセットで使うことを強くお勧めする。
最後に、「式の適用限界」を見逃さないで。このテルツァーギ・マイヤーホフ式は、比較的均質な地盤を想定している。実際の現場では、軟弱層の下に硬い層がある(二層地盤)とか、傾斜地なんてのはザラだ。そんなときは別の理論や補正が必要になる。ツールでパラメータを動かして「え、こんなに支持力高いの?」と思ったら、「この条件、現実的かな?」と一度立ち止まることが、実務で失敗しないコツだ。