橙色=液体、暗色=凝固済み。鋳物の薄肉部から外側に向けて凝固が進む一方、モジュラスの大きなライザーは長く液体のまま残り、湯道を通じて鋳物へ溶湯を送り込みます。
$$t_s = K\,M^{2},\qquad M = \frac{V}{A},\qquad M_r \geq 1.2\,M_c\ (\text{Caine 基準})$$
チボリノフの法則:凝固時間 t_s [min] はモジュラス M=V/A [cm] の2乗に比例。Kは砂型・鋳型材で決まる経験定数 [min/cm²]。ライザーは鋳物より長く液体にとどまるよう M_r を鋳物の20%増(Caine基準)に設計する。
$$V_r = \frac{\pi\,D_r^{2}\,H_r}{4},\qquad A_r = \pi\,D_r\,H_r + \frac{\pi\,D_r^{2}}{4}$$
円柱ライザーの体積 V_r と表面積 A_r(側面 + 頂面、底面は鋳物と接するため除外)。これにより M_r = V_r/A_r。鋳物が凝固して縮む間、ライザーは湯道(runner)を通じて溶湯を鋳物の中へ送り込み、引け巣の発生を防ぐ。