起電力:$EMF = E_{cathode}- E_{anode}$
混成電位モデルによるガルバニック電流密度:
$$i_{galv}= \frac{EMF}{R_p + R_{sol}}\times \frac{1}{A_a}$$腐食促進係数:$f = 1 + i_{galv}/i_{corr,0}$ (面積比の増大で指数的に増加)
海水中20種金属のガルバニック系列を可視化。異種金属カップルのEMF・面積比・腐食電流密度・リスクレベルを即時計算。20×20適合性マトリクス表示。
起電力:$EMF = E_{cathode}- E_{anode}$
混成電位モデルによるガルバニック電流密度:
$$i_{galv}= \frac{EMF}{R_p + R_{sol}}\times \frac{1}{A_a}$$腐食促進係数:$f = 1 + i_{galv}/i_{corr,0}$ (面積比の増大で指数的に増加)
船舶・海洋構造物:海水という強電解質中で、船体(鋼)とプロペラ(青銅)やアルミニウム製上部構造の接合部で発生します。犠牲アノード(亜鉛)の取付設計に、本ツールによる電流密度の見積もりが活用されます。
自動車:融雪剤が飛散する環境下で、アルミボディと鋼製ボルト、または異種メッキ部品間で問題となります。軽量化のためにアルミ使用が増えるほど、材料組み合わせのスクリーニングが重要です。
化学プラント・配管:各種熱交換器やフランジ接続部で、ステンレス鋼と炭素鋼などの組み合わせが多用されます。漏洩事故を防ぐため、配管設計の初期段階で本ツールによるリスク評価を行います。
電子機器・基板:精密機器内部の銅配線と金メッキコネクタ、はんだ接合部など、微小領域でも凝縮水が存在するとガルバニック腐食が進行し、信頼性低下の原因となります。
このツールを使い始める時に、いくつか気をつけてほしいポイントがあるよ。まず、「電位系列は環境で変わる」ということ。このツールの基準は「海水」だ。でも、例えば真水や土壌、化学プラント内の特定の薬液の中では、金属の順番が入れ替わることがあるんだ。ステンレスは普通は貴だけど、酸素が少ない環境では逆に卑になることもある。だから、適用環境を必ず確認しよう。
次に、「リスクレベルは絶対的なものではない」という理解だ。ツールは「危険」と出しても、実際の腐食速度は環境の導電率や温度で大きく変わる。例えば、乾燥した大気中では電流がほとんど流れないから、電位差が大きくても問題ないケースが多い。逆に「注意」レベルでも、常に塩水がかかる場所では短期間で深刻なダメージになる。出力はあくまで相対的な目安として使ってね。
最後に、「初期状態だけを見ていないか?」という点。腐食が進むと表面が酸化皮膜で覆われたり、腐食生成物が堆積して抵抗が増えたりする。これで電流が減ることもある(パッシベーション)。一方で、アノード面積がどんどん減っていくと、電流密度が上がって腐食が加速する「自食現象」も起きる。ツールの計算はあくまで「初期の一瞬」の状態。経時変化を考えるには、分極曲線のデータを取り込んだより高度な解析が必要だ。