ローレンツ力:
$$\vec{F}= q(\vec{E}+ \vec{v}\times \vec{B})$$回転半径(純磁場中):$r = \dfrac{mv}{|q|B}$
サイクロトロン周波数:$f_c = \dfrac{|q|B}{2\pi m}$ 周期:$T = \dfrac{2\pi m}{|q|B}$
運動方程式:$m\dot{\vec{v}}= q(\vec{E}+ \vec{v}\times\vec{B})$ をRK4で数値積分
電子・陽子・任意荷電粒子の磁場・電場中での軌道をリアルタイムアニメーション。ローレンツ力・回転半径・サイクロトロン周波数を自動計算。
ローレンツ力:
$$\vec{F}= q(\vec{E}+ \vec{v}\times \vec{B})$$回転半径(純磁場中):$r = \dfrac{mv}{|q|B}$
サイクロトロン周波数:$f_c = \dfrac{|q|B}{2\pi m}$ 周期:$T = \dfrac{2\pi m}{|q|B}$
運動方程式:$m\dot{\vec{v}}= q(\vec{E}+ \vec{v}\times\vec{B})$ をRK4で数値積分
サイクロトロン・シンクロトロン設計:高エネルギー物理学や医療用放射性同位体の製造で用いられる粒子加速器の基本原理です。磁場で荷電粒子を円軌道に閉じ込め、電場で繰り返し加速します。シミュレーターで見た円運動と加速の組み合わせが、巨大な装置の根幹を成しています。
MRI(磁気共鳴画像法):人体内の水素原子核(陽子)は小さな磁石です。強力な外部磁場中でこれらが歳差運動する周波数(ラーモア周波数)は、ローレンツ力の関係から導かれるサイクロトロン周波数と本質的に同じです。これに電磁波を共鳴させて画像化します。
核融合プラズマ閉じ込め:1億度を超えるプラズマを容器に触れずに保持するために、強力な磁場が用いられます。この時、イオンや電子は磁力線の周りをらせん運動します。さらに電場が存在すると「E×Bドリフト」が生じ、これを制御することが安定な閉じ込めの鍵となります。
電磁偏向型質量分析計:イオンを電場で加速し、一様磁場中を通すと、その軌道の曲がり具合(回転半径)が質量に依存します($r \propto \sqrt{m}$)。これを利用して、イオンの質量を分離・同定する装置に応用されています。
まず、「磁場は仕事をしない」という点を押さえましょう。シミュレーターで磁場だけをかけたとき、粒子の速さが変わらないのを見て確認できますね。ローレンツ力 $q \vec{v} \times \vec{B}$ は常に速度と垂直なので、粒子の運動エネルギーを増減させないんです。エネルギーを変えるのは電場の仕事だけ。実務で磁場だけで粒子を加速しようとするのは、根本的な誤りです。
次に、初期速度の向きと磁場の向きの関係に注意。磁場に平行な速度成分 $v_{\parallel}$ は全く曲げられず、粒子はらせん運動をします。シミュレーターで「初期速度vz」に値を入れてみると、円運動しながらZ方向に進む様子がわかります。このらせんのピッチは $v_{\parallel}$ で決まるので、粒子ビームを正確に導くには初期条件の設定が肝心です。
最後に、単位系の混同。特に磁場の単位テスラ(T)は実感しにくく、よく間違えます。例えば、0.01 Tは地磁気の約2倍、一般的な永久磁石の表面で0.1〜0.5 T、MRIでは1.5 Tや3 Tです。シミュレーターで「陽子、速度1e6 m/s、磁場1 T」と設定すると、回転半径は約10 mmと計算されますが、これを「1 m」と読み間違えると設計が大きく狂います。常にオーダーを確認する癖をつけましょう。