| 特性値 | 重心軸まわり | 平行軸 (I+Ad²) | 単位 |
|---|
矩形:$I_{xx}= \dfrac{bh^3}{12}$, $I_{yy}= \dfrac{hb^3}{12}$
円形:$I = \dfrac{\pi d^4}{64}$, 中空円:$I = \dfrac{\pi(d_o^4 - d_i^4)}{64}$
平行軸定理:$I = I_c + Ad^2$
断面係数:$W_{xx}= \dfrac{I_{xx}}{y_{max}}$, 回転半径:$k = \sqrt{\dfrac{I}{A}}$
7種断面形状のIxx・Iyy・断面係数・回転半径を即時計算。平行軸定理対応。梁設計と回転体解析の両方に使用可能。
| 特性値 | 重心軸まわり | 平行軸 (I+Ad²) | 単位 |
|---|
矩形:$I_{xx}= \dfrac{bh^3}{12}$, $I_{yy}= \dfrac{hb^3}{12}$
円形:$I = \dfrac{\pi d^4}{64}$, 中空円:$I = \dfrac{\pi(d_o^4 - d_i^4)}{64}$
平行軸定理:$I = I_c + Ad^2$
断面係数:$W_{xx}= \dfrac{I_{xx}}{y_{max}}$, 回転半径:$k = \sqrt{\dfrac{I}{A}}$
機械・構造設計:梁やはりの設計において、許容応力内に収めながら軽量化するために必須です。工具機のアームや建設機械のブームなど、たわみと強度の両方を考慮した断面形状の最適化に活用されます。
自動車・航空機車体:ボディやフレームの骨格(メンバー)の設計で、衝突安全性や剛性確保のために複雑な薄板断面(チャンネル、ハットなど)の断面特性を素早く評価します。
CAE(有限要素法)前処理:ANSYSやAbaqusなどの梁要素(BEAM)を使用する際、要素定義に必要な断面特性(Ixx, Iyy, 断面係数)を事前に正確に計算・入力するために用いられ、解析の信頼性を高めます。
回転体・慣性部品の設計:フライホイール、歯車、プーリーなどの回転部品において、質量と形状から慣性モーメント(回転のしにくさ)を計算し、駆動システムの応答性や安定性を評価する基礎データとして利用されます。
このツールを使い始める際、特にCAE初心者が陥りがちなポイントがいくつかあります。まず第一に、「断面二次モーメントが大きければ、とにかく強い」という単純な誤解です。確かに曲げ剛性は上がりますが、重量も増加します。例えば、矩形断面で高さを2倍にするとIは8倍になりますが、重量も2倍です。航空機や自動車では「比剛性」(剛性/重量)が重要で、中空断面が有利な理由はここにあります。ツールで「中実円」と「中空円」を同じ外径で比べてみると、断面積(≒重量)の減少率に対してIの減少率が小さいことが一目でわかります。
次に、軸の定義(IxxとIyy)の混同です。画面の図をよく見てください。多くの場合、x軸は水平、y軸は垂直です。梁を水平に置いた時、垂直方向のたわみに効くのは、水平軸(通常x軸)まわりのIxxです。矩形で幅(b)と高さ(h)を入れ替えると、IxxとIyyの値が劇的に変わるので、まずはここで体感してみましょう。
最後に、平行軸定理の適用ミスです。「オフセットd」は重心軸から新しい軸までの距離です。複雑な断面を分解計算する時、各部分の「自分自身の重心軸」を見失わないように。例えば、アルファベットの「I」形断面を上フランジ、ウェブ、下フランジに分ける場合、各部分のI_cをまず求め、全体の重心位置からの距離dを使って平行軸定理を適用します。ツールで1つの矩形を選び、dを大きくしながらIがどう増えるか確認すれば、定理の本質「距離の2乗で効く」が実感できます。